生産性は5年で124％に。「タマディック健康経営研究所」発足で見えた健康経営のリアルな成果

タマディックは2017年に「健康宣言」を制定し、エンジニアがよりよく働ける環境づくりを目的に、健康経営を継続的に推進してきました。
2026年に稼働予定の新オフィスでは、「All for Well Engineer Life（すべては、良いエンジニア人生のために）」をコンセプトに掲げ、働き方やウェルビーイングのさらなる向上を目指しています。

今回発足した「タマディック健康経営研究所」は、こうした取り組みや成果を調査・分析し、社内外へ発信していくための専門組織です。

今回公開されたインフォグラフィックスでは、同社の健康経営の成果が具体的なデータとして示されています。
・生産性（1人あたり売上）が過去5年間で約24％向上
・2023年度には売上と健康社員率の両方で過去最高を記録
・「健康経営優良法人2024（中小規模法人部門）」において3年連続で「ブライト500」に認定
健康経営が社員の健康増進だけでなく、企業の成長にも貢献していることがうかがえます。

タマディック名古屋ビルには、日本で初めて駐日フィンランド大使に認定されたオフィスサウナ「LUOVA SAUNA」が設置されています。

調査によると、社員の約3割がサウナを利用した経験があり、利用者の約4割が「サウナ利用を通じて社内コミュニケーションが増えた」と回答。
また、約4人に1人が「業務に役立つ新たな発見や刺激を得られた」と回答しており、リフレッシュだけでなく、コミュニケーションや発想の場としても機能していることが明らかになりました。

同社では、禁煙や減量、生活習慣の改善などに取り組む社員を支援する健康増進プログラム「健康チャレンジ！」を2021年から実施しています。

2021〜2024年度の4年間で祝金支払総額は2,000万円を超え、2025年度の参加率は65.6％に達しました。
特にボディメイクコースでは、肥満率が5年間で21.2ポイント減少するなど、社員の健康意識向上につながっています。

健康経営に関する社内調査では、約4割の社員が「入社後に健康意識が高まった」と回答。
25歳未満の社員ではその割合が50％にのぼり、若手層にも健康経営の考え方が浸透していることが分かりました。

また、約6割の社員が「健康経営に取り組んでいる会社は魅力的」と回答しており、採用や人材定着の面でも好影響を与えていることが示唆されます。

タマディックが発足した「健康経営研究所」は、健康経営を“取り組み”で終わらせず、成果として可視化し、検証していく点が特徴です。働き方や健康への向き合い方が問われる今、同社の取り組みは、企業と個人のより良い関係性を考えるヒントになりそうですね。