【潜入レポ】2025年11月にリニューアルオープン!「暗闇婚礼 蠢一族お化け屋敷」で恐怖&考察体験

更新日:2025/12/03 16:36
東京ドームシティ アトラクションズ内のお化け屋敷が11月にリニューアルし、「暗闇婚礼 蠢(おごめ)一族お化け屋敷」として新たにオープンしました。お化け屋敷で楽しめる恐怖体験から空間設計まで、内部の様子も含めてお届けします。

8年ぶりのリニューアル!「暗闇婚礼 蠢一族お化け屋敷」がオープン

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2025年11月6日、東京ドームシティ アトラクションズ内に「暗闇婚礼 蠢(おごめ)一族お化け屋敷」がオープンしました。8年ぶりの大規模リニューアルとして、お化け屋敷プロデューサー・五味弘文氏と、体験デザインを手掛けるクリエイティブ集団”博展”がタッグを組んで制作された恐怖体験。編集部員が実際に体験してきましたので、内部の様子も交えてお伝えします。
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場所は、東京ドームシティ アトラクションズ ラクーアゾーン1階。遊園地自体の入場料は必要なく、東京ドームや近隣の用事に合わせて、お化け屋敷だけ気軽に立ち寄ることも可能です。
券売機の横には、古い扉のガラスの向こうに長い髪の女性が…。まるでこちらに何かを訴えかけているかのようです。
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今回は、恐怖に”踏み入る”をテーマにした”全感覚没入ホラー体験”を提供しているとのこと。ストーリーは以下の通り。

時代は、昭和20年代後半。
“土神(つちがみ)村”という山奥の村に、“八枝子”という女性が嫁いで来ます。
嫁ぎ先である“蠢(おごめ)家”は、長い歴史を持つ旧家で、その婚礼はなぜか必ず夜に開かれます。そこでは、古くから受け継がれた秘儀が行われると言われています。その秘儀とは、新婦が「何か」を食べなくてはならない、というものでした。その夜の婚礼も、その秘儀に則って行われる予定でした。
ところが、ある過ちによって、秘儀が穢されてしまいます。穢された秘儀は災いに転じ、それが新婦の身に降りかかりました。苦しめられる八枝子は、やがて亡くなってしまいます。
しかし、恐ろしいのはその後のことです。穢れと怨念によって、蠢家は荒れ、次々と厄災が襲いかかります。でも、もしかしたら、一番恐ろしいのは、その原因が「あなた」にあるということかもしれません・・・・。
※PR TIMESより引用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000389.000077656.html
婚礼というと一般的には明るい儀式のはずですが、なぜか夜に開かれる。その場で新婦が「何か」を食べる必要があり、ある過ちによって儀式が災いになってしまう…。考察欲がそそられるストーリーです。
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お化け屋敷の前の看板には婚礼の儀式を思わせる大きな看板が。花嫁以外の村の人の顔が全員同じに見えるような…?

内部に潜入!廃バスの一部を用いたリアルな恐怖体験

それでは、恐る恐る入場してみましょう。
入口では、一人ひとりの来場者に「ミッション」が課されます。お化け屋敷というとただお化けに怯えながら空間を進んでいく、というイメージがありますが、ミッションがあると一気に没入感が高まります。
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ドアを開けて進むと、最初の空間はバスの車内。実際の廃バスの一部を用いたとのことで、昔の広告看板も掲示されておりとても古めかしい雰囲気。椅子に座ると、走行音に合わせてなんとリアルな振動が…!まるで本物のバスに乗って人里離れた寒村に向かっているかのような体験です。

「厳しいしきたりを守る”土神村”へおいでの方は、ボタンを押してお知らせください」と車内アナウンス。ボタンを押すと、「とまります」ボタンが光り、バスが停まりました。どうやら「土神村」に到着したようです。
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紋章のあるのれんをくぐって行き着いたのは、蠢(おごめ)家の婚礼儀式の場。「暗闇婚礼」の名にふさわしく、暗く重い空気感で婚礼が開催されています。すすり泣く新婦が口にしているものは…皆さんの目で確認してみてください。

「恐怖に足を踏み入れる」唯一無二の体験

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歩みを進めると、障子戸に囲まれた部屋や、いかにも「何か」が出てきそうな墓地など、場面は目まぐるしく展開します。恐怖に負けて駆け抜けるも良し、一部屋一部屋ゆっくりと考察するも良し。考察しすぎて後ろの集団から追いつかれないようにしましょう。
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一部屋一部屋ドアを開けて進んでいくのが印象的で、ただ恐がらせられて終わり、ではなく、自らの意思と判断で「恐怖に踏み入る」というコンセプトが体現されていると感じました。
また、冒頭のバスをはじめ、謎のわらべうたやうめき声、自然音、空間や音も含めた体験設計で、恐怖のストーリーに没入できる唯一無二の体験となっていました。
詳細のストーリーやさまざまな「仕掛け」はぜひ皆さんの肌で体験してみてください。

パンフレット「結婚雑誌『繁栄』」にも注目!

また、お化け屋敷内部の体験だけではなく、プロモーションを含めた情報設計も注目ポイント。
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パンフレットとして刊行された「結婚雑誌『繁栄』」は、「暗闇婚礼」の舞台である昭和20年代をイメージして作られたとのこと。昔の字体や、かすれた印刷の文字が雰囲気を感じさせます。「おごめ様への供物」とは…?

さらに、この「結婚雑誌『繁栄』」にはプロモーションビデオも制作されています。一見現代風の華やかな結婚雑誌のCMにも見えますが…一見の価値ありです。

モキュメンタリーや謎解き好きにもオススメ!

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筆者はいわゆる「考察厨」なので、儀式が転じて災いになった八枝子はどんな思いで亡くなっていったのか、中で流れていたわらべうたにはどんないわれがあるのか、この村が現代でどのように語られるのか、…といろいろ考察したくなってしまいました。

モキュメンタリーや謎解き体験が流行する現代で、新たなお化け屋敷の形が感じられる体験でした。皆さんもぜひ足を運んでみてください。

開催概要

「暗闇婚礼 蠢一族お化け屋敷」
開催時間:10:00~20:00 ※営業時間は、季節により変更あり
開催場所:東京ドームシティ アトラクションズ ラクーアゾーン1F
料金:1,300円
※ワンデーパスポート・ライド5・アトラクション1回券・東京ドームシティ まるごとパスポートでの入場可
※内部は許可を得て特別に撮影しております。一般の来場客は内部の撮影はできません。

美食は人生を最大に謳歌する三大要素のひとつと信じるミーハー女。
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