【レポ】たんぱく質不足に警鐘、豆乳のある豊かな暮らしへ!「リセッ豆乳プロジェクト」メディア向けセミナーを開催
更新日:2025/09/04 16:53
日本テトラパック株式会社による「リセッ豆乳プロジェクト」メディアセミナーが8月下旬に都内某所で開催されました。豆乳摂取による食生活の影響を題材に、3名の講師が登壇し豆乳活用法などを解説。セミナーの様子を詳しくご紹介します。
日本テトラパックによる「リセッ豆乳プロジェクト」

食品・飲料の加工処理および紙容器充填包装システムを提供するグローバル企業「テトラパック」の日本法人として、1952年から事業をスタートした日本テトラパック株式会社。
テトラパックによる紙パックは年間1790個も販売され(世界中で1人につき年間20パックほどを消費しているイメージ!)、その製品はすべて環境や社会に対して持続可能な森林管理のもと作られた製品に与えられるFSC認証を取得しています。

また、光や酸素を通さない独自の紙を使用することで保存料を使用せず長期保存が可能という特徴を持ち、豆乳・豆乳飲料の紙容器としても使われています。
たんぱく質ブームで成長する豆乳市場を背景に、日本テトラパック株式会社は2024年、良質な植物性たんぱく質を含む豆乳を食生活に取り入れる「リセッ豆乳プロジェクト」を開始しました。
実は不足している?たんぱく質の正しい摂り方

今回のセミナーでは、跡見学園女子大学の石渡尚子教授による「豆乳摂取による食生活への影響調査」の講演が行われました。
たんぱく質ブームの現在ですが、実はたんぱく質摂取量がピークだったのは1973年。そこからどんどん摂取量が減少し、現在も摂取目標量にはまったく足りていない状況が明らかに。
この結果について石渡教授は、「理由の一つとして、植物性たんぱく質(特に穀類)の摂取量が減少しているため」と指摘します。

たんぱく質摂取のポイントとして、1日3食(朝・昼・晩)の食事ごとにたんぱく質を摂ることを強調。たんぱく質はこまめに摂ることで、筋肉の合成を効率的に促すことができるといいます。
さらに石渡教授は、「たんぱく質は動物性(肉、卵、牛乳など)と植物性(豆腐、納豆、豆乳など)を1:1のバランスで意識して摂取することも重要」と話し、動物性たんぱく質が多くなりがちな時は、コーヒーや紅茶に入れる牛乳を豆乳に置き換えてみるなどといった具体的なアドバイスもありました。
今回の調査では、日常的な豆乳摂取の有無で体調への大きな差は見られませんでしたが、肌の状態については摂取者の方が「トラブルがまったくない」と回答した割合が高く(43%対22%)、その傾向が示されました。
豆乳マニア&管理栄養士が伝授!豆乳アレンジレシピ
石渡教授の講演の後には、豆乳の魅力とは何か?おすすめの豆乳メニューは?といった内容を、豆乳のエキスパートであるものまねタレントの黒豆田聖子さんと管理栄養士・医学博士の藤橋ひとみさんのおふたりが熱くレクチャー。

ものまねの濃いメイクで肌荒れしたことから豆乳の沼にハマったという黒豆田さんは、豆乳マイスタープロの資格を持ち、なんと50種類以上の乾燥豆を保有しオリジナル豆乳を作るほどの豆乳マニア。
現在ではその豊富な知識を活かし、飲食店と豆乳グルメのコラボレーションなども行っています。
「朝昼晩の1回は豆乳をメニューに摂り入れ、少なくとも1日200mlは摂取してます」と黒豆田さん。

オリジナル豆乳レシピをインスタグラムで発信している黒豆田さんのおすすめのひとつは、豆乳+甘酒+冷凍みかんをミキサーにかけたセルフケアドリンク。夜のリラックスタイムのお供にぴったりだそう!

そして、管理栄養士・医学博士の藤橋ひとみさんは、大学時代にアトピーを発症したことが豆乳や大豆製品との出会いだったとのこと。
「腸内環境を改善することがアトピーの改善に重要なのでは?と学び始め、大豆を摂り入れた生活をスタート。アトピーは綺麗になって、それにより心まで豊かになりました。大豆は私の恩人のようなものです!」と話します。
豆乳だけでなく大豆製品が大好きという藤橋さんは、現在15もの大豆関連資格を取得し、美腸活レシピの書籍も出版しています。

藤橋さんからは、3分でできる豆乳を使ったお手軽メニューが披露されました。スーパーマーケットなどで手に入る豚汁の具材セットと豚バラ肉(100g)に、水(300ml)と無調整豆乳(200ml)、味噌(大さじ2)を合わせた「豆乳とん汁」は、野菜もたくさん摂れて忙しい日の夕食におすすめ!

おやつには、卵(1個)、ホットケーキミックス(100g)、調製豆乳(50ml)、砂糖(20g)をマグカップの中で混ぜ合わせ、ラップをせず電子レンジ600wで1分30秒加熱するだけの「豆乳マグカップケーキ」を。マグカップ2個分のカップケーキがあっという間に完成です。
豆乳を暮らしに溶け込ませるヒント

豆乳を日常生活に無理なく摂取する方法として、セミナーに登壇した講師の方々は、いつもの食事や飲み物に入れたり、置き換えたり、スープや出汁として使うことを推奨します。
また、豆乳は常温保存できるため、出張中や旅行中など食生活が乱れがちな時に持って行くこともおすすめだと藤橋さん。
今回のセミナーは、豆乳の正しく新しい価値を発信する「リセッ豆乳プロジェクト」の取り組みの一端を知る貴重な機会となりました。
今後も日本テトラパック株式会社が提案する「豆乳のある豊かな暮らし」が、より多くの人々に広がっていくことに注目です。
東京都在住。趣味は美味しいものと旅行、現在薬膳を勉強中。