【レポ】何度でも通いたくなる。東京の人気ベーカリー『コムン トウキョウ』が届ける“パンの感動体験”

『Comme'N TOKYO』は現在、九品仏・麻布台ヒルズの2店舗に加え、グルテンフリー専門店、子ども限定パン屋、スタンド業態を含む計5店舗を都内で展開。
1店舗あたりの年間来店者数は約20万人にのぼり、多くの人に親しまれています。

店頭には常時60種類以上、レシピとしては100種類以上のパンが存在。
15種類以上の生地を使い分けながら、毎月新しいパンが登場するのも特徴です。

シンプルな食事パンから、季節素材を取り入れた惣菜パン、甘い菓子パンまで、そのラインナップは実に多彩！
「桜と日本酒」や「本日のクリームパン」など、背景にストーリーを持つパンも多く、訪れるたびに新しい出会いがあるというのも嬉しいポイント。

特に「本日のクリームパン」は、廃棄を出さないための工夫から生まれたそうで、その日ごとに使うパンが変わることで、毎日違う味わいを楽しめるようにしているのだそう。

『Comme'N TOKYO』では、一般的なベーカリーよりも多い15種類以上の生地をすべて店内で手作り。
日本人の味覚に合わせ、高加水率でしっとり・もっちりとした食感を追求しているとのこと。

成形は「赤ちゃんの肌に触れるような」ソフトタッチが基本。
力を入れすぎず、生地の水分を保つことで、口どけの良さを引き出しています。

実際にいくつかのパンをいただいてみると、生地ごとの食感の違いや、惣菜パンと甘いパンのバランスの良さなど、「毎日通いたくなる理由」を実感。
パンそのものの美味しさはもちろん、背景にある考え方まで含めて味わえるのが、コムンならではの魅力です。

個人的に特に気に入ったのが、お店でも不動の人気NO.1という「生ハムとカマンベール」(980円/税込)。
バゲットに一度も冷凍せずに作られたミルキーな北海道産バターと、スペイン産生ハム、フランス産カマンベールを贅沢に挟んだサンドイッチです。

ひと口かじると、外はパリッと中はもっちりとしたバゲットに、バターのコク、生ハムのほどよい塩気、カマンベールのまろやかさが重なり合い、シンプルなのに満足感の高い味わい！

正直食べる前まではサンドイッチに1,000円弱というのはなかなかの強気だなと感じていましたが、食べてみるとお値段以上の美味しさで、その価格にも納得の一品でした。

小麦アレルギーに悩むスタッフの声をきっかけに誕生した『Comme'N GLUTEN FREE』では、完全グルテンフリーの環境でパンづくりを実施。
10,000通り以上の組み合わせが楽しめるカスタムサンドウィッチも人気です。

また、麻布台ヒルズ店には子どもしか入れない『Comme'N KIDS』を併設。
初めての“お買い物体験”ができる場として、SNSでも話題を集めています。

『Comme'N TOKYO』では、パンだけでなく、コーヒーとの時間まで含めた体験を大切にしています。
2025年3月にオープンした『Comme'N STAND』では、コムンのパンを使ったオープンサンドに加え、トップバリスタが淹れるコーヒーやスペシャルティーを提供。

焼きたてのパンとともに味わう一杯は、食事としても、軽い休憩としても心地よく、パンの魅力をより引き立ててくれます。
「パンを買って終わり」ではなく、「パンのある時間」を楽しめるのも、コムンらしさのひとつです。

100種類以上のレシピ、15種類以上の生地、そして人と人とのコミュニケーションを大切にする接客。
『Comme'N TOKYO』が届けているのは、パンそのものだけでなく、“選ぶ時間”や“知る楽しさ”を含めた感動体験です。
日常の延長にありながら、少し特別。
そんなパン屋を探している人に、ぜひ一度訪れてほしい一軒です。

『Comme'N TOKYO 本店』
住所：東京都世田谷区奥沢7丁目18−5 1F
営業時間：7:00 ~ 18:00
定休日：年中無休