ワイ・ヨットが2025年キッチントレンド予測を発表！プロおすすめアイテム3選もご紹介

新生活を迎えた人も多いこの時期、注目が集まるのがキッチン用品。

2025年3月、約25,000点の世界各国のキッチンツールやテーブルウェアを扱う業界最大級の専門商社・ワイ・ヨットが、国内外のキッチン・リビング用品を取り巻く動向や国内外の展示会を視察し続けた結果踏まえて、これから日本でも注目されることが予測される「最新キッチントレンド予測2025」を発表する「2025年国内外キッチン用品トレンド発表会」を開催しました。

発表会では、2月にドイツで開催された世界最大級のインテリア見本市「アンビエンテ」などの視察結果も発表され、後半には料理道具コンサルタントとして活躍する荒井康成さんをゲストに迎えたトークセッションや最新キッチン用品を使った実演も行われました。

今回は、最新キッチントレンド予測と合わせ、キッチン用品のプロがおすすめするキッチン・リビングアイテム3選もご紹介しますので、ぜひアイテム選びの参考にしてみてくださいね。

ワイ・ヨットによると、以前は機能性を重視するのが主流だったキッチン用品も、近年は機能性に特化した商品が飽和してきたことやコロナ禍を経たことや環境の変化により、「進化系サステナブル」「エモチョイス」「次世代ジャパンブランド」といったキーワードのアイテムがトレンドの兆しに。

「進化系サステナブル」とはキッチンにおけるサステナブルな素材の広がりを指し、特に注目されているのが、有機フッ素化合物の総称である「PFAS」を使用しないPFASフリーのアイテム。
「PFAS」は、人体に悪影響を与える可能性や地球規模での環境汚染につながることが世界で問題視されており、日本でも2025年1月に規制があった流れを受け、フッ素コーティング不使用なキッチン用品は今後のトレンドになると予想されているそうです。

また、機能的なキッチンアイテムだけでなく、使う人の気分（エモーショナル）に影響を与えるアイテムをチョイスするという考え方の「エモチョイス」。
世界最大級のキッチン・リビング用品の展示会であるドイツの「アンビエンテ」では、例年トレンドとなる色があるようですが、今年は特定の色ではなく豊富なカラーバリエーションの商品が多い傾向に。
これはコロナ禍を経て、キッチンをファッションのように変化させる意識が芽生えたことが背景にあるのだそうです。

そして、最後のキーワード「次世代ジャパンブランド」としては、和食ブームで世界的に注目される日本製のブランドの商品がデザインも利便性もアップデートされて続々登場。
特に、岐阜県の関や新潟県の燕三条のような日本の伝統的な産地のブランドでも、若い世代の経営者や生産者が台頭し、世界でも評価されるアイテムを次々と生み出しているのだとか。
こうしたアイテムを生活に取り入れることは、日本の食文化に深く触れることになる事にも繋がりますね。

2007年にベルギーで誕生した『GreenPan（グリーンパン）』は、環境に影響を及ぼす有害な化学物質「PFAS」を一切使用しないフライパンのパイオニア的ブランド。

安全性はもちろん、特許取得の「セラミック・ノンスティックコーティング」というダイヤモンド粒子配合のセラミックコーティングによって、食材のこびりつきにくさが長持ちし、また、低価格な商品や用途によって選べるという種類の多さも嬉しいポイントのアイテムです。

イタリア発のステンレスボトルのブランド『24 BOTTLES』は、素材・柄・カラーバリエーションが豊富な上、ステンレス製で軽くて丈夫なので、1つ持っておくと節約にも繋がるというアイテムが揃っています。

そして最後に、明治40年から続く老舗ブランド『tsuboe』の世界で活躍するプロダクトデザイナー岸玄昌氏のデザインのもと生み出したおろし金。

一枚の紙をめくったような形で角の捲れた部分が手にふちにぴったりフィットし、まるで自分の手のひらで直接食べ物をすりおろしているような、新しい感覚で食材をおろすことができます。

コンパクトで使い勝手が良いだけでなく、見た目でも楽しめるカラフルなデザインが可愛いアイテムは気分も上がること間違いなしですね。