増加する闇バイト強盗!ソニー損保が防犯アナリスト監修「万一に備える10のポイント」を公開

更新日:2025/02/17 10:15
近年、「闇バイト」による強盗事件が相次ぎ深刻な社会問題となっていることを受け、ソニー損害保険が全国の持ち家家庭で火災保険に加入している300名を対象に、自宅の防犯対策の見直し状況に関する調査を実施。今回は、防犯アナリストの桜井礼子さん監修のもと、被害にあった際の対処法として「万一に備える10のポイント」と「火災保険の盗難補償」についてご紹介します。

闇バイト強盗における「万一に備える10のポイント」と「火災保険の盗難補償」を解説

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近年、高収入をうたい犯罪に加担させる「闇バイト」強盗とみられる事件が相次ぎ、深刻な社会問題となっていますが、これは決して他人事ではなく、いつ自分の身に降りかかっても不思議ではないのです。

そんな中、ソニー損害保険が全国の持ち家家庭で火災保険に加入している300名を対象とした、自宅の防犯対策の見直し状況に関する調査を実施し、調査結果とともに防犯アナリストの桜井礼子さん監修のもと、自宅のセキュリティ対策や万一被害に遭った際の適切な対処法をまとめた「万一に備える10のポイント」を公開。

さらに、ソニー損保の火災保険の盗難補償内容や事例についても解説してくれているので合わせてご紹介します。

闇バイトの犯罪報道をきっかけに6割以上が防犯意識向上するも、対策見直しは3割未満

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闇バイトによる犯罪報道をきっかけに、65.0%の6割以上の人が「住宅における防犯意識が高くなった」と回答した一方で、34.0%の約3割の人が「変化していない」と回答。

この調査結果から、闇バイトによる犯罪報道が多くの人々に防犯への意識を喚起したものの、依然として意識が変化しない人々も一定数存在することが判明しました。
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また、闇バイトによる犯罪報道をきっかけに具体的な防犯対策を行ったかを聞いたところ、70.3%の約7割の人が「実施していない」と回答。

そして、防犯対策を行っていないという211人にその理由を聞いたところ、「具体的に何をしたらいいのか分からない」が47.9%と最も多く、次に「対策しても効果があるか疑問に思っている」が21.8%、「防犯対策のための予算がない」が19.4%という結果となりました。

この結果から、防犯意識は高まってはいるものの実際の行動が伴っていないことが判明し、特に「何をしたらいいのか分からない」という回答が半数近くを占めていることから、具体的な対策に関する情報提供が不足し、防犯対策に対する効果への疑問や予算面への懸念も実施に踏み切れない理由として大きな要因となっていることがわかりました。
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闇バイトによる犯罪報道をきっかけに防犯対策を実施したと回答した83人に、どのような対策を行っているか聞いたところ「戸締まりの徹底 」が60.2%と最も多く、次に「防犯カメラの設置」が41.0%、「雨戸やシャッターを下ろす」が30.1%という結果に。

「火災保険の補償内容の見直し」は16.9%の2割以下となり、多くの人々が物理的な防犯対策に力を入れている一方で、万一の盗難に対する補償への関心は比較的低いことが判明しました。
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最後に、火災保険の盗難補償について聞いたところ、55.7%の約6割が「盗難補償を知っている」と回答し、実際に「盗難補償に加入している」人は30.0%の3割いることが判明。

その一方で、盗難補償について知っていながらも「加入しているか分からない」が14.0%で約1割、そもそも盗難補償について「知らない」人が44.3%の約4割もいることが判明し、盗難補償自体があまり認知されていないこともこの調査によって分かりました。

調査概要

「ソニー損保 防犯意識に関する調査」
調査対象者:持ち家家庭で火災保険に加入している人
サンプル数:300名
調査方法:インターネット調
調査期間:2025年1月7日〜1月8日

防犯対策が重要!防犯アナリストによる「万一に備える10のポイント」

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私たちにできることは不審者から命や財産を守るため狙われにくくすること、すなわち被害に遭いにくくすることで、これは“加害者も作らない”ことにも繋がります。

そして、究極の防犯は“被害者も加害者も作らない”という犯罪を犯しにくい社会環境づくりが要となり、その第一歩として自宅を狙われにくくする「防犯対策」を実施することが重要になってくるので、「万一に備える10のポイント」をしっかりとおさえて、自分自身の身を守って下さいね。

まず1つ目は、不審者および不審車両のチェック。

不審者は現場を下見しに来るため、地域で普段見かけない不審な人物や車を見たとき、また押し売りに近いセールスや訪問販売が来た時には躊躇せず110番通報をしてください。

2つ目は、開口部の徹底した施錠をすること。

防犯の基本として施錠の習慣をつける事が重要となるため、今は家に人が居ても居なくても、鍵を掛けて過ごすことを徹底し、門扉・玄関・勝手口・各窓は常に施錠をしましょう。
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3つ目は、敷地の見通しを見直すこと。

不審者は人に見られることを嫌うため、通りからご自宅の敷地がよく見えるように植栽を選定したりするなどをして見通しを良くしましょう。

4つ目は、高いフェンスやゲートの設置などで侵入防止をすること。

敷地内に誰でも簡単に入れる環境はとても危険なため、まずは敷地内に簡単に入れないように高いフェンスにし、門扉・車のゲートで敷地全体を囲って人が簡単に入れない環境を造りましょう。

しかし、それでも突破してくる不審者がいるので、侵入したときにすぐに分かるように人と車にだけ反応するAIカメラを設置し、窓などの開口部は防犯ガラス・CPマーク(※)の付いた防犯フィルム・防犯格子・防犯シャッターにするなどの対策を強化することが大切です。

※「Crime Prevention(防犯)」の頭文字を取ったマークで、防犯性能が高い建物部品であることを示します。
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5つ目は、敷地内が暗いと犯罪者に狙われやすいため明るさを見直すこと。

不審者は明るい所を嫌うため敷地内はできるだけ明るくし、門扉・玄関・勝手口の照明を点け、明るさが足りない部分はセンサーライトを設置するなどして、明るさの補強をしましょう。
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6つ目は、火災保険に盗難補償をつけること。

万全な対策をしても強行突破してくる犯罪者も多くいるため、その場合に備えて加入している火災保険に「盗難補償」をつけましょう。

自宅に窃盗や強盗・空き巣が入った際の窓ガラスの破損や錠の破損、加えて実際に盗まれた家財の被害を補償してくれるので、いま一度ご自身の火災保険を見直してみて下さいね。

7つ目は、犯罪が多発している地域について知ること。

犯罪が多発している地域は不審者が犯罪を犯しやすい環境になっており、犯罪多発地域にお住まいの方はいつ犯罪被害に遭っても不思議ではないため、まずはお住まいの地域で発生している犯罪を知ることが大事です。
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8つ目は、狙われやすい立地条件を学ぶこと。

家の並びの一番奥・旗竿地・空き家の隣・周りが田畑・公園から見える・月極駐車場の隣など、狙われやすい立地条件について学び、一度ご自宅の立地を確認することも重要です。

9つ目は、地域コミュニティを活かすこと。

不審者は地域の人に顔を見られて挨拶をされる事を最も嫌うため、地域のコミュニティが防犯の要となり、地域の目が光っていると自分の家だけではなく、その地域全体がターゲットから外れる可能性が高くなるそうです。

最後に、10つ目は緊急時の通報体制を把握すること。

自宅に居るときに異常を感じたら光と大きな音で外部に知らせ、また指定した先に通報されるセキュリティシステム(緊急非常通報装置等)を設置しましょう。

現在はワイヤレスのペンダントタイプや腕時計タイプなどもあるそうなので、ご自分が使いやすいものを選んで緊急時の対策をしてくださいね。

今回、監修・解説をしてくれた防犯アナリストの桜井礼子氏について

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一般社団法人日本防犯学校の副学長・防犯アナリスト・防犯ママであり、防犯界の第一人者・予知防犯提唱者の「防犯の梅さん」こと梅本正行氏の一番弟子。

梅本氏と共に事件現場の検証と取材に携わり、子育て経験や高齢者の親がいた経験を活かして、子供・女性・高齢者の防犯対策をはじめ、住宅・地域の防犯対策を分かりやすく解説し、「予知防犯」を提唱する活動を展開しています。

ソニー損保「火災保険の盗難補償」についてご紹介

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基本補償として“盗難”に対する補償があるソニー損保の新ネット火災保険では、強盗や窃盗(未遂も含まれる)により建物や家財に損害を受けた場合に保険金が支払われます。(※1)

「建物」でこの補償を選択した場合は、空き巣などが屋内に侵入する際に壊した窓ガラスやドア錠などの損害も補償し、「家財」でこの補償を選択した場合は、現金なども一定の金額の範囲内で補償することが可能となるため、ものを盗まれるだけでなく、窓ガラスやドア錠などに損害を受ける可能性も踏まえ、補償範囲について検討する必要があるのです。

建物の事故事例としては、被保険者が所有している「住居にのみ使用される建物」と、その建物に付属する門や塀などが保険の対象となります。

【保険の対象の具体例】
・畳や備えつけの収納などの建具
・建物に直接備え付けた電気やガス、冷房・暖房等の設備
・建物に直接備え付けた浴槽や流し、ガス台、調理台
・門、塀もしくは垣または物置、車庫やカーポートなどその他の付属建物

次に家財の事故事例としては、保険の対象となる建物の中にある、被保険者または被保険者と生計を共にする親族が所有する家財が保険の対象となります。

【保険の対象の具体例】
・家具、家電製品、家庭用の食器、日用品
・絵画、骨董品、貴金属 (※2)
・自転車、125cc以下の原動機付自転車

ここまで保険対象についてご紹介しましたが、盗難の被害に遭ったときは、まずはすぐ警察に連絡しましょう。

盗難届の作成には被害状況の詳細を報告する必要があるため、何が盗まれたのか自宅の被害状況を把握しているとスムーズになり、またクレジットカードや通帳などが盗まれた場合は、各金融機関に連絡をして利用停止の手続きを行うことも必要となるとのこと。

盗難被害が分かったら最寄りの警察署や交番に盗難届を提出することも重要事項で、盗難届の受理番号は保険を申請する際に必要となるため必ず控えておきましょう。 

その後、保険会社に連絡をし保険会社による現場確認調査が実施され、申請書類として主に保険金を請求するための書類と事故内容を説明するための書類が必要となります。

保険金の支払いは損害の額から自己負担額(設定している場合)を引いた額となり、書類のやりとりがスムーズに進めば、損害発生時から3~4週間程度を目安に保険金が支払われるそうです。

※1:ソニー損保「空き巣による盗難被害などの補償」https://www.sonysonpo.co.jp/fire/cov_004.html
※2:絵画、骨董品、貴金属等の損害の額が1個または1組について30万円を超える場合、損害の額は30万円とみなされます。

出典:ソニー損害保険株式会社

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