地震対策の専門家監修!オリジナルプロダクト『HEIAN SHINDO』に冷蔵庫専用つっぱり棒が登場

更新日:2025/02/10 10:19
突っ張り棒を主力とする家庭向け収納用品の開発メーカー・平安伸銅工業が展開するオリジナルプロダクト『HEIAN SHINDO』から、「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒」が登場し、2025年2月5日より発売中。地震対策製品の専門家が監修したという、賃貸でも壁を傷つけずに後付けで簡単に設置できる新アイテムを活用して、ぜひおうちの冷蔵庫転倒対策をしてみてはいかがでしょうか。

『HEIAN SHINDO』から「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒」が新発売

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突っ張り棒を主力とする家庭向け収納用品の開発メーカー・平安伸銅工業が展開する、オリジナルプロダクト『HEIAN SHINDO』の新商品「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒」が、2025年2月5日より発売中。

能登半島地震発生から1年が経ち、阪神・淡路大震災発生からも30年を迎える2025年は地震対策に注目が集まっていますが、その中でも地震対策における重要な要素の一つが家具の転倒対策。

家具が転倒すると、けがや圧死に繋がる可能性がある上に避難経路も塞いでしまう恐れもあり、東京都からも、近年の地震による負傷者の30〜50%は家具類の転倒・落下・移動が原因というデータが発信されています(※1)。

また、近年では避難所のキャパシティ不足や感染リスクの軽減、住宅性能の向上により「在宅避難」が推奨されており、ライフライン確保の必要性も高まっているのだそう。

※1:(出典)東京都防災ホームページ「自宅での家具類の転倒・落下・移動防止対策」

地震における冷蔵庫の転倒対策の重要性とは?

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ライフラインの確保に欠かせないのが家電製品の地震対策ですが、家電製品は転倒防止策を行っている家庭の割合が全体の約3割以下と、家具に比べて進んでいないのが現状なのだとか(※2)。

そんな家電製品の中でも、転倒対策が難しいとされているのが「冷蔵庫」。

扉が開きやすく重心が不安定でキャスター付きで動きやすいため、通常の転倒防止用突っ張り棒を取り付けても十分な効果が得られないことがあり、転倒して避難経路を塞ぐ、壊れてしまうと貴重な食料を失ってしまうリスクがある冷蔵庫の移動・転倒を防ぐ対策は非常に重要とのこと。

※2:(出典)一般財団法人家電製品協会「家電製品の安心情報震災時の対策ガイド」
https://aeha.or.jp/safety/shinsai/page3.html

冷蔵庫特有の問題を解決!冷蔵庫専用へアップデートした「つっぱり棒」

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平安伸銅工業では、1995年の阪神・淡路大震災以前から、創業70年以上の歴史で培った突っ張り棒の技術を活かして家具転倒防止ポールを開発・製造してきたそうですが、冷蔵庫に対して十分な効果を発揮する商品開発には苦戦していたのだそう。

扉や引き出しの開閉により冷蔵庫自体の揺れが大きいこと、足元にあるキャスターによって動いてしまうことなどから、耐振実験でも十分な安全性を担保できない結果となり、そのことから転倒抑止を目的とした従来の固定方法を重量のある冷蔵庫向けにアップデートするだけではなく、ストッパー付きの専用品として開発。

過去の震災の再現地震波で、もっとも冷蔵庫が危ない揺れと思われる新潟県中越地震や阪神・淡路大震災の再現地震波で振動実験も実施し、今回の冷蔵庫に特化した製品が完成したとのこと。

「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒」 3つのポイントはこちら

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まず1つ目は、1L型ベースなので安心した設置ができる点。

冷蔵庫の角に取り付けるためベースがL型なのは、冷蔵庫の中央部は内部構造が少なく圧着時の突っ張り荷重に耐えられないことによるもので、冷蔵庫の天面にある放熱板への影響を最小限にするために角への設置が推奨されているからなのだそう。
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そして2つ目は、足元に取り付けるストッパーによって“移動しやすい”特徴をカバーしてくれる点。

冷蔵庫には移動用のキャスターがついていることが多く、地震の際に他の家具と比べて移動しやすい場合があるそうですが、天井との突っ張りに加えて足元にストッパーを付けることで、ポール+ストッパーの上下で移動や転倒のリスクを軽減することに繋がるのだとか(特許出願済み)。
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最後に3つ目は、2本の突っ張り棒を連結したフレーム構造である点。

2本の突っ張り棒をフレームで連結しているため、突っ張り棒1本ずつの構造に比べて外れにくくなっているだけでなく、広い接触面で応力を分散することで天井を突き破りにくいメリットもあるとのこと。

冷蔵庫幅60・65cm対応の2サイズ展開!商品ラインナップはこちら

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「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒60マットホワイト」
品番:FEQ-605WH
価格:オープン価格
対応冷蔵庫幅:60cm
取り付け高さ:50cm〜75cm

「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒65マットホワイト」
品番:FEQ-655WH
価格:オープン価格
対応冷蔵庫幅:65cm
取り付け高さ:50cm〜75cm

※本製品は、冷蔵庫本体を簡易固定することで冷蔵庫の移動や転倒を防止する器具のため、各室のドアや引き出しの開閉、内容物の飛び出しを防ぐものではありません。
冷蔵室の扉や収納庫の飛び出しを防ぐために、別途開閉防止用の器具を併用することを推奨、また使用上の注意事項をよくお読みの上ご使用ください。

今回監修した、地震対策製品の専門家・内藤昌彦氏について

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「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒」の開発にあたり振動実験の監修をした、一般社団法人防災機器検査協会の代表理事である内藤昌彦氏。

「振動実験において当該器具の移動・転倒防止機能について一定の性能を確認しましたが、冷蔵庫に使用した場合、冷蔵室扉の開放や収納庫の飛び出し等に伴う二次的な受傷リスクや避難路妨害の可能性についても現認しました。従って、冷蔵庫で使用される場合は、扉や収納庫の開放防止器具を併用されることを強く推奨します。」と監修についてコメントしています。

【プロフィール】
気象観測・通信機器、防災製品等のメーカーを経て2015年より現職。

防災科学技術研究所をはじめ、各研究機関との共同研究を中心に20有余年に亘り地震発生時における室内安全対策や対策製品の評価に関する活動をし、家具や家電製品に特化した振動実験は4,000回を超え、出願特許も多数。

※一般社団法人防災機器検査協会とは、公的な判断基準のない転倒防止器具の地震安全性を判定する規格作りを中心に、安心で安全な減災環境の実現に貢献する活動を行っている団体。

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