【インタビュー】「ビジネスdアプリ」を中小企業に提供する理由と“お金相談ニーズ増加”の背景
更新日:2024/11/13 10:51
NTTコミュニケーションズ株式会社がビジネスマン向けに2023年12月22日からスタートし、現在約15万人が利用する「ビジネスdアプリ」。そのサービス内容や強みについて、同社のソリューション&マーケティング本部デジタルマーケティング部の田中宏明さんと同アプリのユーザー向けに提供する専門家相談サービスにお金の専門家として参画する「マネーキャリア」の運営を行う株式会社Wizleapの谷川昌平代表取締役CEOに話を聞きました。
「ビジネスdアプリ」導入でリモートでの業務拡大と効率化を実現
――あらためて「ビジネスdアプリ」のサービス内容についてお聞かせください。
田中さん:ビジネスパーソンの働き方改革に対応するサービスを提供するため、「ビジネスd経費精算」や「ビジネスd電子申請」「ビジネスd出勤簿」「ビジネスdプリペイド」「ビジネスd安否確認」といったドコモビジネスサービスをお試しいただくことができます。これらを利用することで出社しなくてもできる作業が増えるとともに、時間短縮や手間が省けることで業務効率化に繋がっていると思います。
またコロナ禍以降リモートワークをされる方も多く、外出先や出張先でオンライン会議などにも利用できるワークスペースを簡単に予約できるサービス「droppin」も提供。全国に約850カ所以上あるワークスペースや個室、会議室などがご利用できます。
さらにNewsPicksと共同メディアを立ち上げ、仕事に役立つセミナー情報や専門家に関するコラム、ビジネスに関する本の特集などオリジナル記事を配信する他、仕事の効率化には欠かせない“メンタルヘルス”や“睡眠”についての記事なども提供しています。
福利厚生面も充実していて、ランチやショッピングなどで使えるクーポンやスキルアップにつながるオンライン講座をお得に申し込める特典などが100種類ご利用いただけます。
田中さん:ビジネスパーソンの働き方改革に対応するサービスを提供するため、「ビジネスd経費精算」や「ビジネスd電子申請」「ビジネスd出勤簿」「ビジネスdプリペイド」「ビジネスd安否確認」といったドコモビジネスサービスをお試しいただくことができます。これらを利用することで出社しなくてもできる作業が増えるとともに、時間短縮や手間が省けることで業務効率化に繋がっていると思います。
またコロナ禍以降リモートワークをされる方も多く、外出先や出張先でオンライン会議などにも利用できるワークスペースを簡単に予約できるサービス「droppin」も提供。全国に約850カ所以上あるワークスペースや個室、会議室などがご利用できます。
さらにNewsPicksと共同メディアを立ち上げ、仕事に役立つセミナー情報や専門家に関するコラム、ビジネスに関する本の特集などオリジナル記事を配信する他、仕事の効率化には欠かせない“メンタルヘルス”や“睡眠”についての記事なども提供しています。
福利厚生面も充実していて、ランチやショッピングなどで使えるクーポンやスキルアップにつながるオンライン講座をお得に申し込める特典などが100種類ご利用いただけます。
誰もが利用できる「お金の相談」を分かりやすく提供
――多種多様なサービスがある中で「ビジネスdアプリ」のおすすめしているサービスはどんなところですか?
田中さん:「専門家相談サービス」として、弁護士や税理士、司法書士、社労士、行政書士、ファイナンシャルプランナーに相談できるところです。確定申告のやり方から資産形成、教育費、保険、家計管理までさまざまな相談ができます。
さらに、利用者が電話やフォームから問い合わせできるサービスがあり、企業向けアプリということもあり、総務の方や経営者の方との接点が多かったのですが、現在は一般の方も含めて多くの方とのつながりを深めています。まだ構想段階ではありますが、将来的には生成AIがお答えすることが実現できたらと考えています。
――ビジネスdアプリで「お金に関する相談」を提供することになったきっかけについてお聞かせください。
田中さん:どういったサービスを提供したらいいか調査を進める中で、専門家に相談するサービスは多くの方にニーズがあると分かりました。その中でもお金に関することへの興味、関心が高いということと「新NISA」の話が出てきたタイミングだったこともあり、多くの方のお役に立てるのではと思いスタートしました。
――今回提供されている「マネーキャリア」のサービス内容について、教えていただけますか?
谷川さん:資産形成や保険、ライフプランなどを相談したい人とファイナンシャルプランナーをマッチングするサービスです。20~80代まで幅広い方に使っていただいていますが、コア層としては20~40代の方で、Wizleapとしては2017年に起業してから累計11万人の方に提供しています。
2018年に「老後2000万円問題」ということが話題になりましたが、その前提として少子高齢化に伴い社会保険の構造が持たない、今後お金の悩みが深刻になるということが広まり、多くの方がお金に関する問題に興味を持つようになったと思います。そんな中で同サービスは社会保険や税金、老後の資産を効率的に貯めていくプロの知見、対策が分かりやすく喜ばれていると思います。
サービスの価値、強みという部分では、3,000人ほどの専門家が登録するプラットフォームがあり、あらゆる相談内容に対応できます。一つの指標ではありますが、専門家の相談の過去レビューの評価もかなり高く満足度も高いと感じていて、同様のサービスでは電話でのアプローチが多い中、LINEだけで簡単にできることも始めやすい要因だと思います。
――人生100年時代といわれていますが、将来に不安をお持ちの方も多いのでしょうか?
谷川さん:そうですね、これまでと違って老後のことをしっかり考えておこうと思っている相談者が増えていますね。我々のサービスのコンセプトがお金の相談のきっかけを作ること、課題を感じてアクションを取ることが重要だと思っているので、今さら聞けないようなことでも聞いていただけるよう努めています。また、これまで資産運用は富裕層だけのものでしたが、これからの時代はそうではないという認識が広まっているし、広めていかなければとも感じています。
田中さん:「専門家相談サービス」として、弁護士や税理士、司法書士、社労士、行政書士、ファイナンシャルプランナーに相談できるところです。確定申告のやり方から資産形成、教育費、保険、家計管理までさまざまな相談ができます。
さらに、利用者が電話やフォームから問い合わせできるサービスがあり、企業向けアプリということもあり、総務の方や経営者の方との接点が多かったのですが、現在は一般の方も含めて多くの方とのつながりを深めています。まだ構想段階ではありますが、将来的には生成AIがお答えすることが実現できたらと考えています。
――ビジネスdアプリで「お金に関する相談」を提供することになったきっかけについてお聞かせください。
田中さん:どういったサービスを提供したらいいか調査を進める中で、専門家に相談するサービスは多くの方にニーズがあると分かりました。その中でもお金に関することへの興味、関心が高いということと「新NISA」の話が出てきたタイミングだったこともあり、多くの方のお役に立てるのではと思いスタートしました。
――今回提供されている「マネーキャリア」のサービス内容について、教えていただけますか?
谷川さん:資産形成や保険、ライフプランなどを相談したい人とファイナンシャルプランナーをマッチングするサービスです。20~80代まで幅広い方に使っていただいていますが、コア層としては20~40代の方で、Wizleapとしては2017年に起業してから累計11万人の方に提供しています。
2018年に「老後2000万円問題」ということが話題になりましたが、その前提として少子高齢化に伴い社会保険の構造が持たない、今後お金の悩みが深刻になるということが広まり、多くの方がお金に関する問題に興味を持つようになったと思います。そんな中で同サービスは社会保険や税金、老後の資産を効率的に貯めていくプロの知見、対策が分かりやすく喜ばれていると思います。
サービスの価値、強みという部分では、3,000人ほどの専門家が登録するプラットフォームがあり、あらゆる相談内容に対応できます。一つの指標ではありますが、専門家の相談の過去レビューの評価もかなり高く満足度も高いと感じていて、同様のサービスでは電話でのアプローチが多い中、LINEだけで簡単にできることも始めやすい要因だと思います。
――人生100年時代といわれていますが、将来に不安をお持ちの方も多いのでしょうか?
谷川さん:そうですね、これまでと違って老後のことをしっかり考えておこうと思っている相談者が増えていますね。我々のサービスのコンセプトがお金の相談のきっかけを作ること、課題を感じてアクションを取ることが重要だと思っているので、今さら聞けないようなことでも聞いていただけるよう努めています。また、これまで資産運用は富裕層だけのものでしたが、これからの時代はそうではないという認識が広まっているし、広めていかなければとも感じています。
「ビジネスdアプリ」の利用で生活がより豊かに
――ユーザーからの反響はいかがですか?
谷川さん:企業において労務の相談窓口、ハラスメント問題、キャリア相談、ビジネスのスキル相談などが増える一方で、お金の相談をする窓口がない、例えば会社が企業型確定拠出年金について説明できないという課題もお聞きしていたので、従業員に対する金融教育の課題に携わることができ有難いと思っています。また、これまで多くのご相談をいただいて、「対応が丁寧だった」などの感想もいただいています。
田中さん:ある30代の経営者の方が顧問弁護士だとタイムチャージでお金がかるが、お金をかけてまで相談するほどでもないという時に利用できたというお話や、持ち家を取得したときに、一度FPの相談を受けたが、その後状況も変わったので改めてマネー相談をビジネスdアプリ経由で一人のユーザーとして相談させていただきました。的を射た回答を頂けた上に疑問点を先回りしていろいろ聞いてくださり、本当に無料でいいのかなと思ったくらいです。
――ビジネスdアプリとマネーキャリアの今後の展望についてお聞かせください。
田中さん:今後ビジネスdシリーズを拡充していく予定です。「ビジネスdアプリ」だけで会社のフローが進んでいくという世界観を目指し、中小企業の大半の方が使っていただいている社会を目指していきたいと思います。また、お金の悩みが解決でき将来の不安を払拭し、生活がより豊かになればと思っています。
谷川さん:一つのミッションとして、お金の相談のプラットフォームとして従業員の方に喜ばれる存在であること、そのためにも価値ある情報、コンテンツを早く出していくことが大事だと思っています。
(取材・文=NAGACO)
谷川さん:企業において労務の相談窓口、ハラスメント問題、キャリア相談、ビジネスのスキル相談などが増える一方で、お金の相談をする窓口がない、例えば会社が企業型確定拠出年金について説明できないという課題もお聞きしていたので、従業員に対する金融教育の課題に携わることができ有難いと思っています。また、これまで多くのご相談をいただいて、「対応が丁寧だった」などの感想もいただいています。
田中さん:ある30代の経営者の方が顧問弁護士だとタイムチャージでお金がかるが、お金をかけてまで相談するほどでもないという時に利用できたというお話や、持ち家を取得したときに、一度FPの相談を受けたが、その後状況も変わったので改めてマネー相談をビジネスdアプリ経由で一人のユーザーとして相談させていただきました。的を射た回答を頂けた上に疑問点を先回りしていろいろ聞いてくださり、本当に無料でいいのかなと思ったくらいです。
――ビジネスdアプリとマネーキャリアの今後の展望についてお聞かせください。
田中さん:今後ビジネスdシリーズを拡充していく予定です。「ビジネスdアプリ」だけで会社のフローが進んでいくという世界観を目指し、中小企業の大半の方が使っていただいている社会を目指していきたいと思います。また、お金の悩みが解決でき将来の不安を払拭し、生活がより豊かになればと思っています。
谷川さん:一つのミッションとして、お金の相談のプラットフォームとして従業員の方に喜ばれる存在であること、そのためにも価値ある情報、コンテンツを早く出していくことが大事だと思っています。
(取材・文=NAGACO)