『ゲオ』が盲導犬募金に20年間で1億5千万円以上をサポート、約30頭の育成に相当

更新日:2022/12/14 18:31
DVDやCDのレンタル、新品販売などを提供する『ゲオ』は、2002年より、全国のゲオショップ直営店で盲導犬育成支援活動である「盲導犬募金」を実施しており、募金総額は20年間で1億5千万円以上に上ったと発表しました。日本ではまだ頭数の少ない盲導犬。無理なくできるサポートから取り組んでみてはいかがでしょうか?

ゲオによる盲導犬募金は20年間で総額1億5千万円以上に

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DVDやCDのレンタル、新品販売などで知られる『ゲオ』は、全国のゲオショップ直営店947店舗(2022年11月時点)の店頭に募金箱を設置して、盲導犬の育成支援として「盲導犬募金」を実施しています。

活動をスタートした2002年から20年目を迎えた2022年には、累計募金総額が1億5千万円以上に。店舗を訪れた多くの人の善意や理解が感じられる数字ですね。

盲導犬1頭を育成するためには約500万円の費用がかかると言われています。これは、子ども1人が幼稚園入園から高校卒業まですべて国公立に進学した場合にかかる教育費と近しい金額です。

20年間に渡る活動で得た募金総額から換算すると、約30頭の盲導犬を育成したことに相当します。

盲導犬について知ることが支援への第一歩

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“盲導犬”という言葉や姿を、街やメディアを通して見聞きしたことがあるという方は少なくないと思いますが、誕生の歴史や国内で活躍している頭数、世界との違いについて理解しているという方は多くないのではないでしょうか?

そもそも盲導犬とは、視覚障がいを抱える方が行きたい時に行きたい場所へ出かけられるように、安全に快適に誘導する犬。

公益財団法人 日本盲導犬協会によると、ヨーロッパでは17世紀頃に暮らしの中で自然と犬が飼い主を助けていたのではないかと見られていますが、組織として盲導犬の育成が始まったのは第1次世界大戦後と言われています。戦争で負傷した多くの軍人や人々を手引きする存在として、1916年にドイツで世界初となる盲導犬訓練学校が設立。

その後、イギリスやフランス、スペイン、イタリア、アメリカなどへ広まり、日本には1939年に失明した軍人のためドイツからやってきた4頭のシェパードが国内で初めての盲導犬と言われています。

2022年3月31日時点で、848頭の盲導犬が国内で実働して、街中の障害物を避けたり、段差や角を知らせながら一緒に目的地を目指しています。

848頭と聞いて、十分足りているのか不足しているのかピンとこないという方もいるかもしれませんが、世界各国の実働数と比較すると大きな差が。
国際盲導犬連盟によると、アメリカではおよそ10,000頭、イギリスでおよそ4,700頭、ドイツでおよそ1,500頭が活躍しており、日本ではまだまだ普及に至っていないことが数字からも読み取れます。

育成のための寄付が集まりづらかったり、犬を育てる訓練士の不足など様々な事由がありますが、まずは他人事と思わずに関心を持つことから始めてみてはいかがでしょう。

おわりに

日本ではまだ頭数の少ない盲導犬。
盲導犬のサポートに携わる方法は実は意外と多くあります。

ゲオショップの募金箱を経由して認定NPO法人全国盲導犬施設連合会の活動を応援する方法はもちろん、盲導犬になるために特別に繁殖された子犬を生後60日から1歳になるまでの10ヵ月間預かり、一緒に暮らす中で犬と人間の信頼関係を築いたり、ルールを教える「パピーウォーカー」に参画するなど。

そしてなによりも、街中で会ったときに見守ることや必要に応じてお手伝いをする心を持ち続けていたいですね。

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