【レポ】六本木ヒルズで“食と農業の未来”を考える「ニッポンフードシフトフェス」が開催
更新日:2022/11/09 22:20
農林⽔産省主導の“⾷と農のつながりの深化に着⽬した国⺠運動”「⾷から⽇本を考える。ニッポンフードシフト」の一環として、2022年10⽉29⽇(⼟)・30⽇(⽇)に六本⽊ヒルズアリーナで「⾷から⽇本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.東京2022」が開催されました。Z世代によるトークセッションをはじめ、産地直送野菜を販売するマルシェなど、イベント当日の様子をレポします。
六本木ヒルズで2日間開催!Z世代と“⾷の未来”を考える「ニッポンフードシフトフェス」
令和3年から農林⽔産省主導で実施されているプロジェクト“⾷と農のつながりの深化に着⽬した国⺠運動”「⾷から⽇本を考える。ニッポンフードシフト」の一環として、2022年10⽉29⽇(⼟)・30⽇(⽇)に六本⽊ヒルズアリーナで「⾷から⽇本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.東京2022」が開催されました。
当日は、食や農業をテーマに様々な体験をしてきたZ世代がその成果を発表するトークセッションをはじめ、産地直送野菜を販売するマルシェなど、多彩なコンテンツが展開されました。
当日は、食や農業をテーマに様々な体験をしてきたZ世代がその成果を発表するトークセッションをはじめ、産地直送野菜を販売するマルシェなど、多彩なコンテンツが展開されました。
お店の方と直接コミュニケーションをとりながらお買い物を楽しめるマルシェ
イベント会場には、⾷の未来のために様々な「フードシフト」を実践する⽣産者・⼩売・加⼯他関連事業者らのお店が集まったマルシェが展開されていました。
それぞれのお店が⾃慢の逸品とともに集合しており、バラエティ豊かなお店が集まるマルシェになっています。
それぞれのお店が⾃慢の逸品とともに集合しており、バラエティ豊かなお店が集まるマルシェになっています。
代官⼭⻘果店 HATAKEYA/⻘⽊農園
写真の『代官⼭⻘果店 HATAKEYA/⻘⽊農園』では、三浦半島にある三浦野菜の生産農家「青木農園」直送の旬の野菜が並んでいます。
大地の力強さを感じるような野菜に多くの人が足を止め、お店の方と会話をしながら各々の買い物を楽しんでいました。
大地の力強さを感じるような野菜に多くの人が足を止め、お店の方と会話をしながら各々の買い物を楽しんでいました。
様々な切り口から“食の未来”について考える展示コーナー
シ展。2022-2023
“食と農業の未来”を様々な角度から考える展示や体験コーナーも展開されています。
写真は、デザインを学ぶZ世代が「⾷料問題や⾷の価格転嫁」に関する探求成果を発表するグループ展「シ展。2022-2023」。
これからの⾷をデザイン視点で考え直すという、Z世代だからこそできる革新的なプロジェクトの成果が展示されていました。
写真は、デザインを学ぶZ世代が「⾷料問題や⾷の価格転嫁」に関する探求成果を発表するグループ展「シ展。2022-2023」。
これからの⾷をデザイン視点で考え直すという、Z世代だからこそできる革新的なプロジェクトの成果が展示されていました。
Z世代によるトークセッション「ぶどう⼭椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」
「ぶどう⼭椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」4年間の軌跡
イベント会場のメインとなっているステージでは、Z世代が“食と農業の未来”をテーマに取り組んできたプロジェクトの成果発表を中心に、1日中さまざまなトークセッションが開催されました。
そのうちのひとつ「ぶどう⼭椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト 4年間の軌跡」では、⿓⾕⼤学経営学部藤岡ゼミのメンバーが、ぶどう⼭椒の産地、和歌山県有田川町の抱える社会的課題の解決に挑んだ4年間のプロジェクトの成果を発表しました。
そのうちのひとつ「ぶどう⼭椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト 4年間の軌跡」では、⿓⾕⼤学経営学部藤岡ゼミのメンバーが、ぶどう⼭椒の産地、和歌山県有田川町の抱える社会的課題の解決に挑んだ4年間のプロジェクトの成果を発表しました。
ぶどう山椒の⼀⼤⽣産地、和歌山県有⽥川町は、ぶどう⼭椒の発祥地であるにも関わらず、農家の⾼齢化や後継者不⾜等の社会的課題に直⾯していました。
そこで⿓⾕⼤学経営学部藤岡ゼミの⼤学⽣たちは、「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」を2019年から始動し、実際に現地に通い、様々な取り組みを現在まで続けています。
そこで⿓⾕⼤学経営学部藤岡ゼミの⼤学⽣たちは、「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」を2019年から始動し、実際に現地に通い、様々な取り組みを現在まで続けています。
2019年には「ぶどう山椒ポップコーン」や「ぶどう山椒マドレーヌ」を完成させ、ポップコーンはマルシェで300食販売を達成、さらに「イナズマロックフェス」にも出店を果たしました。
続く2020年は、コロナ禍のなか情報収集に専念し、最終的に「冷凍ぶどう山椒カレー」が完成。
馴染みの低いぶどう山椒を馴染み深いカレーにすることでぶどう山椒の普及アップにつながりました。
さらに、大学生を対象とした、農業、食、地域、農業協同組合に関するプレゼン大会「アグコン」優勝により、ぶどう山椒カレーが多くのメディアに取り上げられるようになったのだそう!
続く2020年は、コロナ禍のなか情報収集に専念し、最終的に「冷凍ぶどう山椒カレー」が完成。
馴染みの低いぶどう山椒を馴染み深いカレーにすることでぶどう山椒の普及アップにつながりました。
さらに、大学生を対象とした、農業、食、地域、農業協同組合に関するプレゼン大会「アグコン」優勝により、ぶどう山椒カレーが多くのメディアに取り上げられるようになったのだそう!
2021年には餃子やマドレーヌ、レトルトぶどう山椒カレーと開発商品が展開し、龍谷大学内の学食でぶどう山椒フェアを実施し、21種類のぶどう山椒メニューを展開するといった活動も行いました。
その結果、なんと二人に一人の学生がぶどう山椒を食べたことになったのだとか!
2022年に入ってからは、有田川町での交流会の開催や、有田川町でカレーとビールのペアリングを提案するフェスの実施など、実際の産地の方々との交流が盛んになっています。
「産地での収穫体験や農家さんのお話を聞くことで、生産地の手間暇を初めて知り、適正な価格で販売される必要性をもっと消費者に広めるべきだと感じた。」というコメントで成果発表は締めくくられました。
その結果、なんと二人に一人の学生がぶどう山椒を食べたことになったのだとか!
2022年に入ってからは、有田川町での交流会の開催や、有田川町でカレーとビールのペアリングを提案するフェスの実施など、実際の産地の方々との交流が盛んになっています。
「産地での収穫体験や農家さんのお話を聞くことで、生産地の手間暇を初めて知り、適正な価格で販売される必要性をもっと消費者に広めるべきだと感じた。」というコメントで成果発表は締めくくられました。
“食と農業の未来”について考える「ニッポンフードシフト」は今後も展開
今回の「ニッポンフードシフトフェス」では、秋の収穫物を楽しむマルシェや、Z世代のトークセッションなど多彩なコンテンツが展開されており、多くの人で賑わっていました。
“食と農業の未来”について考える国民運動「ニッポンフードシフト」は今後もさまざまな形で展開していくので、ぜひチェックしてみてくださいね。
“食と農業の未来”について考える国民運動「ニッポンフードシフト」は今後もさまざまな形で展開していくので、ぜひチェックしてみてくださいね。
イベント概要
■イベント名:「⾷から⽇本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.東京2022」
■開催期間︓令和4年10⽉29⽇(⼟)11:00〜19:00、30⽇(⽇)11:00〜18:00
■開催場所︓六本⽊ヒルズアリーナ(〒106-0032 東京都港区六本⽊6-9-1)
■開催期間︓令和4年10⽉29⽇(⼟)11:00〜19:00、30⽇(⽇)11:00〜18:00
■開催場所︓六本⽊ヒルズアリーナ(〒106-0032 東京都港区六本⽊6-9-1)
1993年生まれ、世田谷区のはしっこ在住。
カフェとビールとワインと焼肉がすき♥