東洋製罐グループが月面の砂と同組成の模倣土を基にしたガラスの生成に成功

更新日:2020/10/15 18:01
より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」の一環として、東洋製罐グループは、地球と宇宙の食の課題を解決する共創プログラムにて、月面の砂と同組成の模倣土を基にしたガラスの生成に成功しました。

月面の砂と同組成の模倣土を基にしたガラスの生成に成功

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月面基地における「循環」・「地産」・「QOL(Quality of Life)向上」の実現を目的としたプロジェクトの一環である、地球と宇宙の食の課題を解決する『SPACE FOODSPHERE』において、東洋製罐グループは宇宙環境での生活を、 "容器”の領域でサポートすることを検討。

2040年代に月面基地に1,000人が居住することを想定し、 地球と宇宙の食の課題解決を目指しています。
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今回、月面の砂と同組成の模倣土から、多くの容器に活用できるガラス化に成功し、地球の枯渇資源を使用することなく、ガラス容器を月で生産できる可能性があることが判明。

ガラス容器は、高温で溶かすことで繰り返し再生できるため高いリサイクル率を実現します。
さらに、生成に成功したガラスは、鉄分が多く含まれているため、光沢のある濃い黒色が特徴で、ガラスの生成過程において鉄などの不純物を取り除く地球上の技術を応用することで、宇宙空間でガラスだけではなく鉄も生成できる可能性もあるとのこと。

『SPACE FOODSPHERE』プログラムとは

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『SPACE FOODSPHERE』プログラムは、地球と宇宙の共通課題である「食」の課題解決を目指す共創プログラム。

リアルテックホールディングスやJAXAらが主導し、多種多様な50以上の企業、大学、研究機関等のキーマン、プロフェッショナルが集い、分野横断的、かつ有機的な連携による研究開発や事業創出に向けた活動を推進しています。

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