【レポ】ピカチュウも登場!全国の新小学一年生の安全を願って「黄色いワッペン」贈呈式を開催
更新日:2025/03/26 14:38
『みずほフィナンシャルグループ』『損害保険ジャパン』『明治安田』『第一生命』の4社が、3月17日に「黄色いワッペン」贈呈式と、交通教室を開催。新小学一年生の交通安全を願って行われた式典には、内閣府、警察庁、東京都、警視庁、全国連合小学校長会の各代表を来賓に迎え、さらに、この春に一年生となる子供たち16名も参加しました。特別ゲストにはピカチュウも!その式典の様子をレポートします。
61回目を迎えた「黄色いワッペン」交通安全事業

1995年に富士銀行(現:みずほフィナンシャルグループ)がスタートした「黄色いワッペン」。
交通事故が社会問題になっていた当時、少しでも子供たちの交通事故防止に役立ててほしいという願いを込めて、社員の発案から始まった交通安全事業です。
今年で61回目となり、これまでの贈呈累計枚数は全国で7,286万枚にのぼっています。

60回目の節目に当たる2024年度からは、記念事業として株式会社ポケモンの協力のもと、「黄色いピカチュウワッペン」を配布。
表と裏にピカチュウのイラストがあしらわれた黄色いワッペンは、昨年に引き続き今年も配布されます。
「黄色いワッペンを見える位置に付けて通学を」

「黄色いワッペン」贈呈式では子供たちや保護者へ向けて交通安全のメッセージが発せられました。
全日本交通安全協会 事務局長 井上悦希氏は、「道路には絶対に飛び出さない・横断歩道は安全を確認して渡ろう・道路では遊ばないふざけない」という3つの約束を子供たちへ提示。
この約束を守る印として黄色いワッペンをもらい、そしてワッペンは肩など見える位置に付けて学校に通うようにと話がありました。
さらに保護者に向けて、「ぜひ通学路やご自宅付近を子供の目線で、危険な場所や注意すべき場所を確認してください」と、子供たちの入学を前に保護者への心掛けを求めました。

また来賓挨拶では、内閣府 交通安全対策担当参事官 児玉克敏氏より「事故に遭う原因では小学生は信号無視が少ない一方で、飛び出しが多い。赤信号が『止まれ』の意味は理解しているが、一時停止『飛び出すな』ということは理解していないことも。子供の目線になって通学路を点検してください」と保護者へ向けたメッセージがありました。

そして新小学一年生へ「黄色いワッペン」を授与する場面では、ピカチュウがゲストとして登場!

子供たちにワッペンが授けられ、記念撮影が行われました。
式典の最後には新小学一年生を代表して、平石葵羽さんから「黄色いワッペンをどうもありがとうございました。学校へ行く時は必ず黄色いワッペンを付けて、交通ルールを守ります。大人の人も車や自転車の運転には気をつけてください」と挨拶があり、和やかな雰囲気の中、式典が締めくくられました。
夜間に車からよく見える服装は?交通安全教室も開催

続いて開催された交通安全教室では、警視庁 交通総務課安全対策一係 池田部長による交通安全講座からスタート。
池田部長と相棒のサルくんが、わかりやすく、おもしろく、子供たちに向けて道路の危険やルールについて解説しました。

夜間に外を歩く時の服装として、赤・青・黒は非常に見えにくく、白がもっとも認識できる色だと説明し、さらに反射板を付けることを推奨します。
交通ルールの話では、横断歩道を渡る時のシチュエーションでさまざまな危険をピックアップ。
横断歩道で赤信号を待つ時には、飲酒運転や居眠り運転などのもしもの時の危険運転から身を守るために、できるだけ横断歩道から離れた場所で待つこと。
もっと良いのは、もし車が突っ込んできても自分の盾になってくれる物、ガードレールや街路樹の後ろで信号を待つことだと話しました。

そして実際に横断歩道を渡る練習をした子供たち。
警視庁のマスコットキャラクターであるピーポくんとともに、交通ルールについて楽しく学ぶ時間となりました。
東京都在住。趣味は美味しいものと旅行、現在薬膳を勉強中。