【レポ】姿勢をアシスト。『オカムラ』が子ども向け学習家具「mirumio（ミルミオ）」を発売

株式会社オカムラが、人間工学に基づいて好ましい姿勢をアシストする子ども向け学習家具「mirumio（ミルミオ）」を、2025年3月に発売することを発表しました。

同社は製品の発売に先立って、2024年11月中旬にメディア向け新製品発表会と体験会を開催。新製品の特徴や開発背景についてのほか、人間工学の視点に基づいた子どもの好ましい姿勢について解説が行われました。

コロナ禍を経て、在宅ワークの機会が多くなり働き方も大きく変化した昨今では、自宅の机や椅子という家具に目を向ける人も多くなっています。そうしたなかで、オフィス向け製品のイメージが強い同社が、子ども向け学習家具を発売するに至った背景としては、“多くの人にとって、初めての自分専用の机や椅子を提供したい” という想いからだそう。

「mirumio」を通して、子どもたちに自分が使う家具を “自分で選ぶ” ことの楽しさに触れてもらい、家具について考えるきっかけを提供したいといいます。

スマートフォンやタブレットの使用、コロナ禍による運動習慣の減少に伴って、姿勢の悪い子どもたちが増えている近年。猫背やスマホ首といった姿勢の問題は、大人だけのものではありません。

こうした背景も踏まえ、オフィス向け製品開発で培った人間工学の知見を生かして開発された「mirumio」は、子どもの学習時の姿勢をアシストする設計に。子どもの成長に合わせて、簡単に調節できる机と椅子がセットで展開されます。

子どもは筋肉が未発達のため、支えなしで姿勢を維持するのは困難。株式会社オカムラが考える、子どもにとって好ましい姿勢は、背もたれに背を付け、足底がしっかりと地面についている状態だといいます。

「mirumio」は人間工学に基づいた設計により、このような好ましい姿勢をキープできるよう、子どもの成長に合わせてサイズを調整できるのが最大の特長。学習時間が長くなる、小学校高学年から高校生をターゲットにした寸法で、デスクの天板高さ、チェアの座面高さと奥行きを慎重に合わせて調整が可能です。

フッドステップやアジャストクッションが付いた、ジュニアタイプも販売。

学習家具としての使いやすさはもちろん、一部を変えて大人でも使用できる仕組みに。インテリアに馴染む、シンプルな形状やデザインである点も長く使い続けられるポイント。

学習家具にありがちな丸みが多い、“子どもっぽさ”があるデザインではなく、曲線がありながらも部分的にシャープさを出したり、エッジを効かせています。

デスクには、学習家具として一般的なアイテムであるワゴン、ブックエンドなど周辺アイテムのラインアップも充実しています。加えて、現代の学習環境に合わせてタブレットスタンドも。子どもが成長してタブレットが不要になった場合には、飾り棚としても使用できるのだそう。

【チェア】
スタンダードタイプ：W600×D540×SH365-465・H690-790（mm）
ジュニアタイプ：W600×D540×SH365-465・H690-790（mm）
※フットステップとアジャストクッションが付属（取り外し可能）
カラー：ライトグレージュ、ブラック
オプション：交換用カバーリング（10色）

【デスク】
パネルなし1200W：W1200×D636×H640-730（mm）
パネルなし900W：W900×D636×H640-730（mm）
パネル付1200W：W1200×D636×H1044-1134（mm）
パネル付900W：W900×D636×H1044-1134（mm）

カラー：4仕様
天板 ブライズウッドライト×脚 ネオホワイト
天板 ブライズウッドライト×脚 ライトグレージュ
天板 ブライズウッドダーク×脚 ライトグレージュ
天板 ブライズウッドダーク×脚 ブラック

【ワゴン】
サイズ：W581×D385.5×H553（mm）
カラー：ネオホワイト、ライトグレージュ、ブラック

【デスクオプション】
タブレットスタンド：W300×D150×H102（mm）
ブックエンド：W100×D150×H104（mm）
カラー：ネオホワイト、ライトグレージュ、ブラック

「mirumio」は、数量限定で『Makuake（マクアケ）』にて先行販売、来年3月からは自社ECサイト「OKAMURA Lifestyle Store」にて発売予定とのこと。また、2025年1月に「mirumio」を体験できるイベントの開催が予定されています。

販売期間：2024年12月20日（金）～2025年1月30日（木）
※販売期間が近づいたら、販売ページが公開される予定です。
価格：先行販売特別価格