【レポ】9月10日は「コンタクトレンズの日」。日本コンタクトレンズ協会がセミナーを開催

9月10日「コンタクトレンズの日」。日本コンタクトレンズ協会が、コンタクトレンズを安全に快適に使うための啓蒙活動のひとつとして、メディアセミナーを開催。10回目となるコンタクトレンズユーザーの実態調査結果を発表しました。

9月10日「コンタクトレンズの日」にメディアセミナー開催

日本コンタクトレンズ協会が、2024年9月10日「コンタクトレンズの日」にメディアセミナーを開催。第10回となるコンタクトレンズユーザーの実態調査結果を発表しました。

セミナーには、眼科専門医の松澤亜紀子先生が登壇。コンタクトレンズを不適切に使うことで生じる、深刻な眼障害の症例について講演しました。

コンタクトレンズは医療機器。適切に使うことが重要

松澤先生は、コンタクトレンズが「高度管理医療機器 class III」であることを示し、適切に使うことの重要性とコンプライアンス軽視で起こる、深刻な眼障害について詳しく説明しました。

例えば、レンズを外さずに寝てしまったり、長時間の使用による角膜への影響。レンズの硬さ、汚れによるキズ。目に見える症状から、知らない間に進行する不可逆性の眼障害などについて、思わず「ドキッ」としてしまうような症例とともに、誤った使い方の危険性について訴えました。

レンズやケースの誤った使い方による眼障害

また、レンズケースの問題についても紹介。ケース内に浮遊物があったり、複数のレンズが収納されたレンズケースの例を挙げながら、レンズを装用する前にすすぐ、毎回乾燥し、定期的に交換することの大切さを説きました。

また、緑膿菌やアカウントアメーバによる角膜潰瘍などの症例も。水道水でレンズを洗ったり保存するなど、間違えたケア方法、レンズケアの問題による眼障害を紹介。

レンズを取り巻く問題としては、眼科を受診せずに度の合っていないコンタクトレンズを使用する、目に異常があっても、レンズ装用をしてしまうなどの例があるそう。

最後に、松澤先生はこれらコンプライアンス軽視による眼障害の話を通して、「正しい知識を広めて、眼障害を減らしましょう」とメッセージを送りました。

日本コンタクトレンズ協会の今後の動き

日本コンタクトレンズ協会は今後の課題として、オンラインやディスカウントストアなどの非対面チャネルやユーザーに対して、眼科受診やコンプライアンスの重要性と目の健康について、さらなる訴求を行うとしました。

眼科受診率の特に低い若年層に向けて、SNSを活用した啓発コミュニケーションを行うこと。さらには「眼科受診+SDGsへの貢献」をセットで発信するとしました。

具体的には、2024年の企画として「ふきだしコンテスト」のほか、動画クリエイターを起用した、SNSコミュニケーションも実施予定とのこと。動画クリエイターには若年層から人気を博している、「ぶんちゃん/重松 文」さんと「雨音」さんを起用。TikTokのショート動画にて、“CLあるある” を通して、CL使用コンプライアンスの啓発を図るといいます。

また、定期的な眼科受診の啓発を目的に、YouTubeでもクリエイターとタイアップ、眼科受診の重要性を訴求するVlogを配信予定とのことです。

9月10日「コンタクトレンズの日」について

コンタクトレンズ業界の健全な発展と、消費者への幅広い認知と普及、正しく安全なコンタクトレンズの使用の啓発を目指して、日本コンタクトレンズ協会が、2017年に制定。

9月10日の理由としては、「コンタクトレンズを人差し指に乗せ、目に装着する動作のイメージが9と10に類似していることから」と「コンタクトの「クト」と 「9と10」の語呂合わせ」。また、10月10日「目の愛護デー」から、その1ヵ月前をコンタクトレンズの日とし、1ヵ月間をコンタクトレンズの正しい使用と目の健康の啓発期間として定着させることを目的としているといいます。

料理と食べ歩きが好きなライター。

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