親の評価は賛否半々！やる気スイッチグループが「生成AIと習い事」に関する意識調査を実施
更新日：2024/08/23 19:25
総合教育サービス事業を行っているやる気スイッチグループが、未就学児～15歳の子どもを持つ837名の保護者を対象に、「生成AIと習い事に関する意識調査」を実施。“生成AI”が急速に浸透していく中で、子どもの教育環境や習い事にどういった影響を与えているのか、保護者からの視点とともに、調査によって判明した結果を詳しくご紹介します。
やる気スイッチグループ が「生成AIと習い事」に関する意識調査を実施
総合教育サービス事業を行っているやる気スイッチグループは、未就学児～15歳の子どもを持つ837名の保護者を対象とした「生成AIと習い事」に関する意識調査を実施しました。
日常生活においてChatGPTをはじめとした“生成AI”が急速に浸透していく中で、子どもの教育環境や習い事にどういった影響を与えているのか、保護者からの視点が明らかに。
今回は、この調査によって判明した結果を、やる気スイッチグループの研究所「やる気の科学研究所(※1)」庭野匠所長の解説も交えて紹介します。
※1：人々がやる気スイッチを入れて、①主体性（自分で考え、自分で決めて、自分で行動し、主体的に生きる力）、②自己理解（自分の才能を知り、それを活かして生きていく力）、③環境選択（自分の才能が生きる環境を選んで生きていく力）といった、これらによって発揮される「自分力」を育むメカニズムを研究し、実践するための幅広い活動を行っている社内シンクタンク。
日常生活においてChatGPTをはじめとした“生成AI”が急速に浸透していく中で、子どもの教育環境や習い事にどういった影響を与えているのか、保護者からの視点が明らかに。
今回は、この調査によって判明した結果を、やる気スイッチグループの研究所「やる気の科学研究所(※1)」庭野匠所長の解説も交えて紹介します。
※1：人々がやる気スイッチを入れて、①主体性（自分で考え、自分で決めて、自分で行動し、主体的に生きる力）、②自己理解（自分の才能を知り、それを活かして生きていく力）、③環境選択（自分の才能が生きる環境を選んで生きていく力）といった、これらによって発揮される「自分力」を育むメカニズムを研究し、実践するための幅広い活動を行っている社内シンクタンク。
意識調査で明らかとなった“生成AI”が与える影響は？
まず、学習含む日常生活でChatGPTなどの生成AIを活用しているかについて尋ねたところ、15.4％が「とてもしている」、24.4％が「ややしている」となり、全体の約4割が活用していることが判明。
一方で、1.2％の「禁止している（されている）」を除いても、活用していない層の方が59.0％で多数派という結果になりました。
一方で、1.2％の「禁止している（されている）」を除いても、活用していない層の方が59.0％で多数派という結果になりました。
次に、生成AIが子どもの教育環境に与える影響について、保護者にどう感じているか尋ねたところ、ほぼ半々に分かれるという結果に。
全体の45.9％の保護者が生成AIに対して好意的に感じており、このうち14.1％が「非常に好意的」、31.8％が「やや好意的」と回答。
一方で、42.2％の保護者は生成AIに対して不安を感じており、このうち13.9％が「非常に不安」、28.3％が「やや不安」と回答し、この結果から、保護者がやや慎重な態度をとっていることがうかがえました。
全体の45.9％の保護者が生成AIに対して好意的に感じており、このうち14.1％が「非常に好意的」、31.8％が「やや好意的」と回答。
一方で、42.2％の保護者は生成AIに対して不安を感じており、このうち13.9％が「非常に不安」、28.3％が「やや不安」と回答し、この結果から、保護者がやや慎重な態度をとっていることがうかがえました。
そして、生成AIが子どもの教育環境に与える影響を不安視している保護者を対象に、その理由を尋ねたところ、77.9％の「自ら考えるチカラの低下」と回答した人が圧倒的に多く、次いで44.8％の「間違った情報のインプット」、43.3％の「学習の質低下」、42.5％の「依存症のリスク」が上位にランクイン。
生成AIの信頼性のほか、子どもの思考力・想像力や学習力が低下する可能性を危惧している保護者が多く存在していることが判明しました。
生成AIの信頼性のほか、子どもの思考力・想像力や学習力が低下する可能性を危惧している保護者が多く存在していることが判明しました。
また、夏休みの宿題における子どもの生成AIの活用意向についての質問には、肯定派の55.2％のうち、21.0％が「活用して欲しい」、34.2％が「やや活用して欲しい」と回答。
「活用して欲しくない・あまりして欲しくない」と回答した44.8％の否定派よりも、10pts近く多い結果になりました。
「活用して欲しくない・あまりして欲しくない」と回答した44.8％の否定派よりも、10pts近く多い結果になりました。
今求められるのは「学力やスキル」だけでなく、まだ知らない世界とも対話していくココロの成長
子どもに習い事をさせる理由について質問したところ、最も多かった41.0％の「学力およびスキルの向上」で、ほぼ同じ割合で40.0％の「興味や関心の育成」が続きました。
その他にも、36.1％の「集中力と忍耐力の養成」、34.3％の「個性や才能の発見」、27.5％の「自主性と独立心の育成」が挙げられ、これらの理由は総じて、子どもが“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を期待していることがうかがえます。
その他にも、36.1％の「集中力と忍耐力の養成」、34.3％の「個性や才能の発見」、27.5％の「自主性と独立心の育成」が挙げられ、これらの理由は総じて、子どもが“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を期待していることがうかがえます。
子どもの習い事を選ぶ上で重視する環境や特長の質問に対しては、50.3％の「子どもが楽しめる」が最も支持され、次いで、43.4％の「適正な費用」、43.1％の「アクセスが良い」が上位にランクイン。
一方で、35.2％の「先生のコミュニケーションが良好」、33.8％の「先生の質が高い」が33.3％の「成績やスキルの向上が見込める」と同程度になったことから、子どもの“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を育む要素に関心を持っていることもわかりました。
一方で、35.2％の「先生のコミュニケーションが良好」、33.8％の「先生の質が高い」が33.3％の「成績やスキルの向上が見込める」と同程度になったことから、子どもの“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を育む要素に関心を持っていることもわかりました。
そして、習い事先の先生に期待する役割についての質問では、45.5％の「子どもの自信・可能性を育む」、44.4％の「子どもの興味や関心を引き出す」、43.0％の「子どものモチベーション向上」がTOP3となり、36.0％の「専門的な知識とスキルの提供」よりも重視されていることが判明。
このことから、学びの現場においては保護者の意識にも変化があると言えそうですね。
このことから、学びの現場においては保護者の意識にも変化があると言えそうですね。
調査結果の解説者・庭野匠さんのコメントはこちら
調査結果の解説者である、やる気の科学研究所の所長・庭野匠さんのコメントをご紹介。
「子どもの教育環境（夏休みの宿題への活用含む）おける生成AIの影響への賛否が二分化されました。子どもの教育環境での生成AI活用について保護者の意見は、期待と不安が入り混じっている状況だと考えられます。最も心配されているのは「自ら考える力の低下」であり、思考力や創造力が育たないのではないかという懸念です。それに加え、生成AIが誤った情報をインプットする可能性や学習の質の低下、さらには依存症のリスクにも不安を感じているのではないでしょうか。
一方で、肯定派の保護者は、生成AIが学習の補助や創造力の向上に貢献する可能性を評価しているのではないでしょうか。保護者たちは、このようなAIの利便性とリスクを考慮しながら、子どもの教育において最適なバランスを見つけようとしています。
また、子どもに習い事をさせる理由として「学力・スキルの向上」が多く挙げられましたが、それだけでなく“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を重視されたものも上位に挙がりました。保護者たちは、予測が難しい先行き不透明なVUCAと呼ばれる時代において、子どもが未知のものとも対話できる力や姿勢が重要だと考えています、と語っています。」
【プロフィール】
東京大学大学院・人文社会系研究科・修士課程修了後、2019年4月に株式会社やる気スイッチグループに入社し、社内シンクタンクのやる気の科学研究所・所長に就任。
やる気スイッチグループの指導メソッドである「やる気メソッド」の体系化・浸透等のナレッジマネジメントやサービス企画、システム開発等を担っています。
「子どもの教育環境（夏休みの宿題への活用含む）おける生成AIの影響への賛否が二分化されました。子どもの教育環境での生成AI活用について保護者の意見は、期待と不安が入り混じっている状況だと考えられます。最も心配されているのは「自ら考える力の低下」であり、思考力や創造力が育たないのではないかという懸念です。それに加え、生成AIが誤った情報をインプットする可能性や学習の質の低下、さらには依存症のリスクにも不安を感じているのではないでしょうか。
一方で、肯定派の保護者は、生成AIが学習の補助や創造力の向上に貢献する可能性を評価しているのではないでしょうか。保護者たちは、このようなAIの利便性とリスクを考慮しながら、子どもの教育において最適なバランスを見つけようとしています。
また、子どもに習い事をさせる理由として「学力・スキルの向上」が多く挙げられましたが、それだけでなく“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を重視されたものも上位に挙がりました。保護者たちは、予測が難しい先行き不透明なVUCAと呼ばれる時代において、子どもが未知のものとも対話できる力や姿勢が重要だと考えています、と語っています。」
【プロフィール】
東京大学大学院・人文社会系研究科・修士課程修了後、2019年4月に株式会社やる気スイッチグループに入社し、社内シンクタンクのやる気の科学研究所・所長に就任。
やる気スイッチグループの指導メソッドである「やる気メソッド」の体系化・浸透等のナレッジマネジメントやサービス企画、システム開発等を担っています。
「出会いと環境」の重要性を伝えるブランド動画第二弾が公開中
やる気スイッチグループのブランド動画第二弾公開～テーマは子どもの教育の鍵となる「出会いと環境」～
2024年7月5日（金）より、子どもたちにとって「出会いと環境」が重要であることを伝えたブランド動画第二弾が公開されています。
やる気スイッチグループは、教育環境をつくり上げている「先生」はただ教えるだけではなく、子どもたちが自分の道を見つけ、自らの力で進むことができるように、サポートしていくことが何よりも大切であると信じているのだそう。
やる気スイッチグループは、教育環境をつくり上げている「先生」はただ教えるだけではなく、子どもたちが自分の道を見つけ、自らの力で進むことができるように、サポートしていくことが何よりも大切であると信じているのだそう。
調査概要
調査内容：普段の生活に関するアンケート
調査期間：2024年7月22日（月）～7月25日（木）
調査対象：1都３県在住、未就学児から中学生まで、かつ、何らかの習い事をしている子どもを持つ25～49歳の保護者
有効回答数：837名
性別：男性314名（37.5％）、女性523名（62.5％）
調査主体：株式会社やる気スイッチグループ
調査会社：株式会社ジャストシステム
調査方法：インターネット調査
※アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入している為、合計が100%にならない場合あり。
調査期間：2024年7月22日（月）～7月25日（木）
調査対象：1都３県在住、未就学児から中学生まで、かつ、何らかの習い事をしている子どもを持つ25～49歳の保護者
有効回答数：837名
性別：男性314名（37.5％）、女性523名（62.5％）
調査主体：株式会社やる気スイッチグループ
調査会社：株式会社ジャストシステム
調査方法：インターネット調査
※アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入している為、合計が100%にならない場合あり。
やる気スイッチグループの夏休み向けプログラム
オールイングリッシュで長時間滞在型英語体験「Kids Duo® (キッズデュオ)」
やる気スイッチグループの夏休み向けプログラムとして、夏休み期間中に英語・スポーツ・知育・プログラミング・学習塾など多種多様なジャンルで、子供が楽しみながら新たなチャレンジができるプログラムを実施しています。
1日最大10時間オールイングリッシュの環境で、プチ留学体験をしながら英会話力をぐんぐん伸ばす「Summer School」では、「SDGs」をテーマにした「クッキング」「クラフト」など日替わりのアクティビティが目白押し。
週末プログラムには夏休みの自由研究にも使える「Science Fair」なども用意されているとのこと。
1日最大10時間オールイングリッシュの環境で、プチ留学体験をしながら英会話力をぐんぐん伸ばす「Summer School」では、「SDGs」をテーマにした「クッキング」「クラフト」など日替わりのアクティビティが目白押し。
週末プログラムには夏休みの自由研究にも使える「Science Fair」なども用意されているとのこと。
短期集中型の英語体験「WinBe®（ウィンビー）」「Kids Duo advanced®(キッズデュオアドバンスド)」
初心者から上級者まで、それぞれの楽しい学び方ができる短期集中型「サマーコース」の英語体験では、ベル別・目的別に選べる9つのプログラムがラインナップ。
初心者でも英語が楽しく身につく「Fun Fun クラフト」から、宇宙や科学などをテーマに英語を学ぶチャレンジコース「English Lab」まで様々なコースが用意されています。
初心者でも英語が楽しく身につく「Fun Fun クラフト」から、宇宙や科学などをテーマに英語を学ぶチャレンジコース「English Lab」まで様々なコースが用意されています。
そして、相手を説得する思考と海外留学レベルの英語力を養う、英語上級者向けに新設された「ディベートコース」も登場。
その他にも、英検®(※3)3級～準1級の合格を目指す人を対象とした「英検Ⓡライティングワークショップ」など6つのプログラムが設けられています。
その他にも、英検®(※3)3級～準1級の合格を目指す人を対象とした「英検Ⓡライティングワークショップ」など6つのプログラムが設けられています。
夏の気になる習い事No.1「スポーツ」の無料体験レッスン「忍者ナイン®」
子供の運動能力と社会性を育てる東大名誉教授監修の独自プログラムで、運動能力を引き出してくれるスポーツの無料体験レッスンも実施しています。
考える力・創造力・判断力を伸ばすプログラミング体験「HALLO®」
夏期講習「サマープログラミングアドベンチャー」では、プログラミングスキルの習得はもちろん、プログラミング的思考と呼ばれる「考える力」「創造力」「判断力」をのばす初心者～上級者向けのプログラムを開催中。
レッスンが初めての子供を対象にした「夏期特別レッスン」も実施中！「チャイルド・アイズ®」
レッスンを初めて受ける子供を対象にした「夏期特別レッスン」も実施中。
全3回の「知能育成チャレンジクラス」に加えて、1回分のIQテストがついてくるので、「子どもが得意なことがわからない」とお悩みの方にもおすすめのプログラムです。
知能育成（知育）と受験対策の幼児教室「チャイルド・アイズ®」：https://bit.ly/3zWVwon
全3回の「知能育成チャレンジクラス」に加えて、1回分のIQテストがついてくるので、「子どもが得意なことがわからない」とお悩みの方にもおすすめのプログラムです。
知能育成（知育）と受験対策の幼児教室「チャイルド・アイズ®」：https://bit.ly/3zWVwon
オーダーメイド型の夏期講習「スクールIE®」
主要5教科に対応し、生徒一人ひとりの個性と学力に合わせたカリキュラムを作成してくれるというオーダーメイド型の夏期講習も開催。
受験対策・総復習・苦手克服など、さまざまなニーズに応じた専用プランがあり、部活や家庭の予定にも柔軟に対応が可能とのこと。
※3：英検Ⓡ・英検Jr. Ⓡは、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
受験対策・総復習・苦手克服など、さまざまなニーズに応じた専用プランがあり、部活や家庭の予定にも柔軟に対応が可能とのこと。
※3：英検Ⓡ・英検Jr. Ⓡは、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。