第一三共ヘルスケアが働く人を対象とした「健康とセルフケアの実態調査 2024」を実施

更新日:2024/03/18 17:41
第一三共ヘルスケアが、人生100年時代の日本において、自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」という考え方が重要なテーマになることを見据え、毎年働く人の「健康とセルフケアの実態調査」を実施。そして今年は、働き方が多様化する中、テレワークや副業・兼業などをテーマに加え、さらに健康やセルフケアに関する意識や行動の変化に着目し判明した調査結果を紹介しました。

第一三共ヘルスケア主催「健康とセルフケアの実態調査」を今年も実施

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自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」という考え方が、人生100年時代の日本において重要なテーマになることを見据え、毎年働く人の「健康とセルフケアの実態調査」を行っている第一三共ヘルスケア。

今年は、働き方が多様化する中、テレワークや副業・兼業などをテーマに加えて、健康やセルフケアに関する意識や行動の変化に着目したとのこと。

「働く人の健康とセルフケアの実態」「コロナ5類移行後の変化」「タイパ・スキマ時間とセルフケア」「副業・兼業とセルフケア」という、4つの項目について実施された調査によってわかった結果を紹介しました。

【1】働く人の健康とセルフケアの実態について

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20~60代の働く男女を対象に、自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」に関する調査を実施。

まず、セルフケアという言葉の認知について聞くと、75.8%が「知っている」と回答し、25.9%が「意味、内容まで知っている」、49.9%が「言葉だけは知っている・聞いたことがある」ということがわかりました。
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そして、「セルフケアとは、自分自身で健康を守り対処すること」と提示した上で、自身のセルフケアがどの程度できているかと聞いたところ、全体の44.4%が「セルフケアができている、もしくはどちらかといえばできている」と回答し、その内の5.5%が「できている」、38.9%が「どちらかといえばできている」という結果に。

また、年代別に見ると、実践率が高いのは、51.1%の60代がと49.5%の20代で、約半数が「できている」もしくは「どちらかといえばできている」と回答。

その一方で、39.5%の40代と41.2%の50代は約4割と低くなっていることがわかりました。
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さらに、セルフケア実践率について2020年からの経年推移を見ると、セルフケアの実践率は年々低下傾向にあり、過去4年間で約10ポイントも下がってることも判明。
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セルフケアとして行っていることとして、44.5%が「十分な睡眠をとる」、40.9%が「1日3食きちんと食べる」、39.3%が「朝食をきちんと食べる」、39.0%が「野菜を多く摂取する」、35.5%が「手洗い・うがいをこまめにする」が上位にランクイン。

これを年代別で見ると、全体的に60代において高い傾向が見られました。
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また、項目別で見てみると、20代は「サウナなどで整える」、30代は「筋トレ・ストレッチなど体を動かす」、50代・60代は「定期的に健康診断を受ける」、60代は「日常的に血圧を測定・チェックする」というセルフケアが全体平均に比べて高く、ライフステージごとにセルフケアの内容に特徴があることが分かりますよね。
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そして、セルフケアにかけている金額に関しては、1カ月平均で4,173円となり、年代別で見ると、20代が4,765円と最も費用をかけていることが判明。
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さらに、セルフケアに対する意識について聞いたところ、「今後日本では、セルフケアの重要性が増す」と思う人の割合は72.5%にも上ったのだとか。

セルフケアの有用な手段の一つである市販薬の活用については、「今後日本では、病院に行かず市販薬を使う機会が増える」と思う人の割合が54.5%と半数以上に。

このことからセルフケアに対する意識は高いものの、実際にはセルフケアの実践率は低下していることから、意識と実践の間に隔たりがあることが浮き彫りとなりました。

【2】コロナ5類移行後の変化について

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2023年5月、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2類相当から5類へと移行され、それまでのさまざまな制約が緩和されましたね。

これによって、働く人の生活や意識がどのように変化したのかを説明。

まず、コロナ5類移行後の生活における変化を聞くと、36.9%が「外食することが増えた」、35.3%が「旅行や外出が増えた」、29.5%が「帰省も含め人に会うことが増えた」と回答し、外出や人と直接会う機会が増えていることがうかがえます。
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コロナ禍においてテレワークを導入した企業が増えたといわれていますが、今回の調査対象者に、2024年1月時点でのテレワーク状況を聞くと、72.7%もの人が「全て出社して働いている(テレワークはしていない)」と回答し、「テレワークをしている」と答えた人はたった27.3%でした。

またその内訳を見ると、「テレワークあり」であっても「出社が多い」ということが最も多い結果となりました。
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そして現在、「テレワークあり」の人と「テレワークなし」の人で、コロナ5類移行後の生活における変化を比較しました。

その結果、「テレワークなし」の人よりも、「テレワークあり」の人はコロナ禍のときに比べて「出社が増えた」「対面での会議が増えた」「通勤の交通機関が混雑している」と感じる人が、大きく増加していることが判明。

このことから「テレワークあり」の人の多くが、出社と在宅のハイブリッドワークのため、「テレワークなし」の人に比べ、毎日の変化が大きいことが推測されます。

また、2019年頃のコロナ禍以前に比べて、「体力の低下を感じる」や「疲れやすい、疲れを感じる」と回答した人も増加傾向に。

その一方で、「自分の体調変化に敏感になった」と感じる割合も、「テレワークあり」の人の方が高くなっているということがわかりました。
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図8のとおり、「テレワークあり」の人はなしの人に比べ、「自分の体調変化に敏感になった」と回答した人の割合が多くなっており、セルフケアに対する意識の違いについても比較。

まず、自分自身における「セルフケアの重要性」について、2019年頃のコロナ禍以前に比べて現在の方が高くなった人の割合を見ると、「テレワークなし」の人が34.7%であるのに対し、「テレワークあり」の人は8.2ポイント高い42.9%に上昇。

また、「テレワークあり」の人は「テレワークなし」の人に比べて「セルフケアに対する意欲」も7.5ポイントと高く、同様に「セルフケア実践度」も7.3ポインとト高い結果となりました。
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日本の新型コロナウイルス感染症は、2020年1月15日に最初の感染者が確認され、2023年5月8日に感染症法上の位置付けが5類へと移行し、コロナ禍においては、マスク着用・うがい・手洗い・手指消毒などの対策が必須に。

そこで、各対策の実施有無について、コロナ禍が始まった2020年と5類に引き下げられた2023年とで比較すると、「しっかり実施した」「まあまあ実施した」と回答した人はいずれも減少していることがわかりました。

特に手指消毒は16.4ポイント減、マスク着用も12.2ポイント減と、大きな変化が認められました。

【3】タイパ・スキマ時間とセルフケアについて

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近年、タイムパフォーマンスを意味する「タイパ」という言葉を耳にすることが増えていますが、日本語では「時間対効果」と訳され、短時間で高い効果や満足度が得られた場合は「タイパが良い(高い)」と評されるのだそう。

そしてセルフケアにもこのタイパが求められているのか、その意識を調査。

「セルフケアを行う際にタイパを意識して行っているか」と聞いたところ、「そう思う」「ややそう思う」と回答した人の割合は半数以下の40.2%という結果に。

一方、意向については、日常生活の中のちょっとした空き時間の有効活用として「スキマ時間ができたらセルフケアを行いたい」と思っている人の割合は、59.4%が「そう思う」「ややそう思う」、「セルフケアはできるだけ効率的に行いたい」と思っている人の割合は、60.7%が「そう思う」「ややそう思う」と、それぞれ全体の約6割を占めています。

この結果から、セルフケアにおいては日常生活の中のスキマ時間を有効活用することで、タイパを高めたいという意識が垣間見えますね。
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また、セルフケアを行いたいスキマ時間について聞いたところ、33.2%の「寝る前」、20.4%の「昼休み」、19.5%の「帰宅直後」が上位に。

スキマ時間に行うセルフケアとしては、34.3%が「歩く」、27.8%が「ストレッチや体操」、22.5%が「筋トレ」という結果になりました。

【4】副業・兼業とセルフケアについて

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次に副業・兼業とセルフケアの関係について調査。

2023年7月に発表された総務省「令和4年就業構造基本調査」によると、「非農林業従事者のうち副業がある人は305万人と、5年前に比べ60万人増加」と報告されているそう。

テレワークが普及したことで働き方の多様化が加速し、今後も副業・兼業人口が増加することが予想され、今回の調査対象者に副業・兼業の経験を聞くと、副業・兼業経験者は26.4%という結果となりました。

「令和4年就業構造基本調査」:https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kall.pdf
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そして、今後の副業・兼業について聞くと、「ある」「ややある」という意向の割合は50.0%を占めることが判明。

副業・兼業の経験別に見ると、副業・兼業経験者では73.9%が「ある」「ややある」、経験がない人でも41.4%が副業・ 兼業の意向が「ある」「ややある」と回答しています。
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また、副業・兼業経験者264人に副業・兼業をしていたときに感じたことを質問したところ、27.7%の「疲れを感じることが多かった」、23.5%の「自分の時間や余暇時間がとれなくなった」(25.8%)、23.5%の「ついつい働き過ぎてしまった」が上位にランクイン。

これを副業・兼業を現在も継続している人と過去にやめた人でさらに比較すると、継続している人は「体調管理・健康管理に気を配った」と回答した割合が21.6%と多く、10.1%のやめた人より11.4ポイントも高くなっていることがわかりました。
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この結果に呼応するように、「疲れ」が9.3ポイント、「ストレス」が13.5ポイントとなるものも、副業・兼業を現在も継続している人の方が低くなっているのが現状で、体調管理は、副業・兼業を長く続けるため大切な要素であることがうかがえます。
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最後に全員に、副業・兼業をする際に気遣う大切なことについて聞いた結果、57.2%の「お金の管理」、50.8%の仕事を含めた生活全般の「時間の管理」を抑え、トップはなんと66.6%の「健康管理」だったとのこと。

現在、副業・兼業をしている人では、「健康管理」と回答した人の割合が71.6%にも上り、最も高くなっているという結果となりました。

産業医に聞いた「働く人に最適!スキマ時間セルフケアのススメ」

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調査結果から、「テレワークあり」の人はなしの人と比べると、セルフケアを重要だと考える傾向が強く見られました。

テレワークという働き方を選択する機会があることで、毎日の体調に注意を払い、気になるときは出社から在宅に切り替えるなど、自分の体調変化に目を向けて健康意識がより醸成されることも、セルフケアの重要性を感じる一因だと考えます。

このことから、テレワークという働き方の選択肢が、セルフケア意識を高めた結果といえるでしょう。

とはいえ、テレワークができないお仕事の方も大勢るため、テレワークはできないし体調はすぐれない、そのようなときに役に立つのがOTC医薬品です。

OTC医薬品は市販薬ともいわれ、医師に処方してもらう「医療用医薬品」ではなく、薬局やドラッグストアなどで自分で選んで買える医薬品のことで、病院に行くほどでもないが調子がすぐれないときは、OTC医薬品をうまく活用することも有効です。

OTC医薬品を使い自分の体調管理がスムーズにできるようになると、日々のメンテナンスも続けやすくなり、今まで経験したことのない症状には医師の診療が必要ですが、OTC医薬品を活用できる場面があれば、自分自身で健康を守り対処する術として上手に活用していただきたいですね。

調査結果によると、スキマ時間ができたらセルフケアを行いたいと約6割の人が考えており、セルフケアは「日々継続」がポイントなので、毎日のちょっとしたスキマ時間にセルフケアを行うことは、わざわざ時間をつくる必要がないので、継続するためのコツと言えます。

寝る前にストレッチをしてリラックスしたり、昼休みに軽く筋トレして気分を切り替えたり、今あるスキマ時間で自分がやってみたいセルフケアを無理せずに行うことで、今日はできてよかったと思えることが達成感となり、継続の好循環が生まれます。

例えば「笑う」という行為には、ストレス緩和や免疫力アップなどさまざまな効果があるといわれています。

仕事の休み時間に面白い動画を見て笑ったり、好きな写真をスマホの画面に設定してほっこりしてみたり、ちょっとした時間にできるプチ気晴らしを取り入れていくのも効果的なので、昼休みに空を眺めるだけでも、気持ちが楽になりますよね。

スキマ時間をうまく使って、セルフケアを楽しみながら続けてみてくださいね。

【第一三共ヘルスケア産業医 鄭 理香(チョン・リヒャン)先生】
産業医 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医 日本児童青年精神医学会認定医
株式会社Ds’sメンタルヘルス・ラボ 代表取締役社長
東京女子医科大学病院、東京都立梅ヶ丘病院、東京都立松沢病院などを経て、東京大学職場のメンタルヘルス専門コース(TOMH)を修了し、現職。

臨床診療を行うとともに、産業医・顧問医・研修講師として、さまざまな職場(企業や教育機関)のメンタルヘルス対策に従事しています。

調査概要

実施時期:2024年1月19日(金)~22日(月)
調査対象:全国の20~60代の働く男女1,000人
調査手法:インターネット調査
調査委託先:楽天インサイト株式会社
※グラフの構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

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