【レポ】国内外で活躍する料理人が集結!立川に『オーベルジュ ときと』誕生
更新日:2023/04/16 14:22
東京・立川エリアに食房と茶房、宿房から構成される『Auberge TOKITO(オーベルジュ ときと)』が、2023年4月6日(木)に開業しました。この記事では、客室や提供メニューの詳細をご紹介します。
東京・立川エリアに『オーベルジュ ときと』が開業
2023年4月6日(木)、東京都立川市に食房と茶房、宿房から構成される『Auberge TOKITO(オーベルジュ ときと)』がオープンしました。
同施設が位置するのはJR南武線「西国立」駅から徒歩1分、老舗料亭『無門庵』の跡地。『無門庵』の歴史的建物の一部と庭園を継承した空間は、一歩足を踏み入れると、駅近くとは思えない落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
この記事では、コース料理の一部や施設内の様子をご紹介します。
同施設が位置するのはJR南武線「西国立」駅から徒歩1分、老舗料亭『無門庵』の跡地。『無門庵』の歴史的建物の一部と庭園を継承した空間は、一歩足を踏み入れると、駅近くとは思えない落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
この記事では、コース料理の一部や施設内の様子をご紹介します。
食から器まで。日本のめぐみを世界に発信する食房
『Auberge TOKITO』で提供される料理のコンセプトは、「Artisan Cuisine for New Luxury(アルティザン・キュイジーヌ)」。フランス語で「アルティザン」は “職人” 、「キュイジーヌ」は “料理” を意味します。
「アルティザン・キュイジーヌ」のコンセプト通りに料理人だけではなく、食材の生産者や猟・漁師、さらには器の作家など料理に関わる、すべての職人がワンチームとなり、生産者の思いやストーリー、取り巻く地域や環境にまで考えを巡らせて、コースメニューを組み立てているとのこと。
その根底には、ヒト、食材、土、すべてのめぐみに感謝と敬意を払い、国内のみならず、世界や未来へ向けて循環させていくというサステナブルな考えもあるのだそう。
その根底には、ヒト、食材、土、すべてのめぐみに感謝と敬意を払い、国内のみならず、世界や未来へ向けて循環させていくというサステナブルな考えもあるのだそう。
同店の真髄となる食房は、人数やシーンに合わせた数種類の席が用意されています。
宿泊者優先のカウンター席は10席限定で、料理人の手捌きを間近に見られるのが魅力。
宿泊者優先のカウンター席は10席限定で、料理人の手捌きを間近に見られるのが魅力。
中庭を望む、大きな窓が印象的なホール席は全22席。プライベートパーティーや会食、冠婚葬祭など幅広いシーンで使える個室は、各4席の3室。
そのほか、最大20名が着席できる離れの部屋が用意されています。
そのほか、最大20名が着席できる離れの部屋が用意されています。
国内外で活躍するシェフが集結。新たな日本料理を提供
総合プロデューサー・総料理長に石井義典氏、総支配人・料理長に大河原謙治氏。彼らミシュランスター・シェフのもとに、国内外で技術を磨いた料理長の日山浩輝氏や副料理長の佐澤慧氏、副料理長の上野賢一郎氏、ペストリーシェフの黒岩加奈子氏、各方面で実力を発揮してきたシェフたちが集結しています。
会席料理の伝統の縛りやルールを取り払い、高級食材や器などから解き放たれた自由な発想を持ち、本当の豊かさを追求した新たな日本料理を提供するとのこと。
会席料理の伝統の縛りやルールを取り払い、高級食材や器などから解き放たれた自由な発想を持ち、本当の豊かさを追求した新たな日本料理を提供するとのこと。
日本各地の厳選食材を使ったコース料理
カウンター席1人(63,250円〜/税サ込)、 ホール席1人(31,625円〜/税サ込)
料理人が現地を訪れ、選りすぐった日本各地の食材を使ったコースは、季節によって異なる内容を楽しめます。メニューは12品前後で構成され、鰹や昆布のほかに、野菜やジビエ、生ハムなどから出汁をとるのだそう。
写真は、淡路産真鯛の刺身に、昆布と塩で作ったジュレ状の旨塩(うじお)をあわせた「うじお真鯛」。鯛とうじおの繊細な旨みが組み合わさった、味わい深いひと品です。
締めのひと品には、かじか節の麺料理が登場。かじかとは、澄んだ水に生息する川魚の一種。本メニューではかじかを燻製して熟成された「かじか節」にすることで、スープの出汁として活きています。
わびさびを感じる茶房
庭園を抜けると現れる茶房は、趣のある木戸を開くと、和の空間が広がります。
東京・中目黒にある『茶方薈(Saboe)』が監修しており、日本のお茶文化を現代的に解釈したという、新しい茶房を体験できますよ。
東京・中目黒にある『茶方薈(Saboe)』が監修しており、日本のお茶文化を現代的に解釈したという、新しい茶房を体験できますよ。
メニューは季節に応じて変わる「茶請箱(ちゃうけばこ)」と、3種類のお茶がセットになった「アフタヌーンティー」(7,590円 / 税・サ込)が提供されます。
茶房内には掘りごたつとハイチェアからなる全16席あるほか、老舗料亭『無門庵』時代から受け継がれた、茶室もあります。
茶房内には掘りごたつとハイチェアからなる全16席あるほか、老舗料亭『無門庵』時代から受け継がれた、茶室もあります。
都会の喧騒を忘れる。1日4組限定の宿坊
「開業記念特別プラン」(342,250円〜/2名利用 夕・朝食付き 税・サ込)
日本の伝統的な石畳や石庭を抜けると、全4室の宿房がお出迎え。現実と切り離された空間で、究極のくつろぎを感じられますよ。
落ち着きと重厚感のある客室は、リビング、寝室、露天風呂付きのバスルーム、専用のスパトリートメントベッド、ミニキッチンを完備。106㎡もあるため、開放感にあふれています。
落ち着きと重厚感のある客室は、リビング、寝室、露天風呂付きのバスルーム、専用のスパトリートメントベッド、ミニキッチンを完備。106㎡もあるため、開放感にあふれています。
バスルームの奥にある露天風呂は、地下1,300mから汲み出された温泉かけ流し。宿泊時の好きなタイミングで、ゆったりとお湯に浸かることができますよ。
各部屋ごとに、厳選された寝具が取り揃えられているのもうれしいポイント。
リクライニング機能を搭載したベッドをはじめ、電磁波の影響や地磁気の乱れがないことから快眠環境をサポートするメタルフリーのウッドスプリング、弾力性と通気性を兼ね備える馬毛まくらなどが、快適なひとときを作り出してくれます。
リクライニング機能を搭載したベッドをはじめ、電磁波の影響や地磁気の乱れがないことから快眠環境をサポートするメタルフリーのウッドスプリング、弾力性と通気性を兼ね備える馬毛まくらなどが、快適なひとときを作り出してくれます。
西国立で心地よいおもてなしを体感
見せかけの高級感ではなく、真の豊かさを体感できる『Auberge TOKITO』。食から空間に至るまで、細やかな部分で、新たな日本文化の価値を知る機会となりました。
すでに世界のお客さまからも問い合わせがあるとのことで、今後の日本における注目宿としての地位確立にも期待が高まります。
すでに世界のお客さまからも問い合わせがあるとのことで、今後の日本における注目宿としての地位確立にも期待が高まります。
施設概要
施設名:Auberge TOKITO (オーベルジュ ときと)
住所:東京都立川市錦町一丁目24番地26
電話番号:042-525-8888
住所:東京都立川市錦町一丁目24番地26
電話番号:042-525-8888
料理と食べ歩きが好きなライター。