ピルのオンライン診療『ルナトモ』が正式リリース！提携クリニックによる検査サポートも提供

202年10月3日（月）より、オンライン診療プラットフォーム『ルナトモ』が正式にリリース。同年7月より、ベータ版として提供されていましたが、この度、提携クリニックで利用できる「あんしん検査サポート」のサービスが拡充されました。

リリースに際した発表イベントには、株式会社Lunatomoの代表取締役の永友絢子氏と、提携クリニックの院長である岡田有香医師が登壇。

『ルナトモ』が目指すのは、オンラインとオフラインとの垣根を超えたサービスで、女性とクリニックの架け橋になることだそう。クリニックや現役産婦人科医師の “顔” が見えるプラットフォームとして、女性の暮らしに寄り添うといいます。

『ルナトモ』は、提携するクリニックの産婦人科・婦人科医師のみがオンライン診療およびピルの処方を行います。

オンライン診療のため、「今までピルを使用したことがない」「直接クリニックに行くのが不安」などの思いを抱える人でも、安心して使いやすいのが特徴。診療にはビデオ通話が用いられ、医師が利用者の表情や顔色を確認しながら問診、一人ひとりの病状や暮らしにピルを提案してくれます。

オンライン診療における初診、再診の費用を無料としているのもメリット。オンラインである上、費用がかからないため、診療に対するハードルがぐっと下がります。

正式リリースにあたり、拡充された「あんしん検査サポート」を活用すると、ピル代金の一部が割引になるのも注目すべき点。

定期便の「3カ月おまとめプラン」、または「毎月お届けプラン」のいずれかを1年以上継続して利用かつ次年度の利用手続きをいただいた方（※1）を対象に提供する、提携クリニックで利用できるサービスです。

クリニックでの自費診療による検査で生じた費用のうち、年間5,960円を上限として、次の12カ月の定期便で処方するピルの代金より割引されます。

※1 ルナトモでは、提携する医師がオンライン診療およびピルの処方を行なっており、定期便の利用に関しても診療を通じて医師が判断してくれます。診療の結果によっては、定期便の処方を受けられない場合がございますのでご了承ください。

株式会社Lunatomoが全国18歳〜39歳の855人の女性に対して実施した、ピルの利用実態調査によると「ピルの認知率は全体の9割であるが、実際に服用した経験があるのは約3割」という結果。その背景として、ピルに対して「避妊」のイメージが強いことが挙げられました。

ピルには婦人科系疾患の治療や予防ができることを知っている人は3割に満たず、「生理痛がする」「生理前のイライラや落ち込みがある」などの悩みを持っているにも関わらず、通院やピル服用には至らない現状があります。

『ルナトモ』と提携しているグレイス杉山クリニックSHIBUYA院長の岡田医師によると、「本来、生理痛はないもの。少しでも悩んでいる方は相談し、低用量ピルの利用を検討してほしい」といいます。

自身も以前、生理による体の不調に悩まされていたという、株式会社Lunatomo 代表取締役の永友絢子氏。
婦人科を受診したことによって悩みが改善された経験から「まず婦人科を訪れることが重要」と語りました。

直接、婦人科を訪れるのはハードルが高いと考えていた人も、オンライン診療により、その存在が身近になるのではないでしょうか。