生成AIの衝撃的な事実が明らかに。「KAIZEN AI ONEDER SUMMIT」開催

2025年6月3日（火）、株式会社Kaizen Platformが「KAIZEN AI ONEDER SUMMIT」を開催。

同イベントでは、生成AIが私たちの生活や仕事、そして社会構造にどのような変化をもたらしているのかについて、株式会社Kaizen Platform 代表取締役の須藤憲司氏と投資家のシバタナオキ氏による示唆に富んだトークセッションが行われました。

なかでも興味深かったのは、生成AIの知能水準と検索行動の変化。最新の生成AIモデル、OpenAI o3、Claude 4 Opus、Gemini 2.5 Pro ExperimentalはいずれもIQ110を超えており、人間の平均IQ（100）をすでに上回っているということ。
つまり、AIは「人間並み」ではなく「人間以上」になりつつあり、多くの知的業務において人間を凌駕し始めているという現実が示されました。

こうしたAIの進化は、私たちの情報収集の在り方にも大きな影響を与えているといいます。須藤氏が紹介した、Googleが反トラスト訴訟の中で提示したデータによれば、ChatGPTによる検索利用が急増し、それに伴ってGoogleの検索シェアが明確に減少しているのだそう。特に2025年3月から4月のわずか1ヶ月でその傾向は顕著となり、ユーザーは従来の「検索して探す」スタイルから、「AIに聞いて答えを得る」スタイルへと移行しつつあります。

これは単なる検索エンジン間の競争ではなく、インターネットそのものの使い方が根本から書き換えられていることを意味します。AIは今や、知識のツールを超えて、ユーザーの行動そのものを変え始めている。そんな時代の節目に、私たちは立っているのだと強く感じさせられるセッションでした。

こうしたAIの進化と情報接触の変化を背景に、株式会社Kaizen Platformは「Magical UX」シリーズの新サービスとして、検索条件・LINE通知・レコメンドを連携させるパーソナライズAIエージェント「Kaizen Personalize Agent」の提供を開始しました。

Web上での検索条件を記憶し、該当するデータ更新を検知するとLINEで即時に通知。さらに、LINE上で得た興味キーワードは次回Web訪問時のレコメンドに反映されるなど、WebとLINEを横断したシームレスなパーソナライズ体験を実現します。導入はタグ1行で完了し、会員登録やアプリのダウンロードも不要。検討期間が長い商品や、すぐに売り切れる限定商材に対応しながら、CVRや在庫回転率の向上、運用工数の削減にも寄与する仕組みです。

AIが“検索の在り方”を変える今、その進化を実装する現実的なソリューションとして、注目を集めそうです。