2025年大阪・関西万博まであと少し!「プレーンヨーグルト」の日本上陸きっかけは万博にあり

更新日:2025/02/13 17:52
「EXPO2025 大阪・関西万博」が2025年4月13日より開幕となることで盛り上がってきていますね。そこで注目したいのが、現在4000億円を越える市場規模になっている「プレーンヨーグルト」。実は日本に初上陸することになったきっかけは、1970年前回の大阪万博なのだとか。後に「明治ブルガリアヨーグルト」として登場することとなった誕生秘話をご紹介します。

2025年4月13日より「EXPO2025 大阪・関西万博」が開幕

2025年4月13日より「EXPO2025 大阪・関西万博」が開幕となります。

1970年の初開幕の際には総入場者数6421万人超えを記録した日本万国博覧会(通称:大阪万博)。
この大阪万博は日本人の経済だけでなく文化にも多大な影響を及ぼしたのだそう。

例えば、万博をきっかけにうまれたインフラや家電として、「動く歩道」「電波時計」「温水洗浄機付きの便座」などがあります。

さらに日本の食文化への影響も大きく、フランスパンやイタリアのパスタ、ロシアのピロシキなど、海外の食文化が一気に日本にもたらされたのだとか。

『ケンタッキー』や『マクドナルド』も万博きっかけで日本に上陸

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また、外食産業の新しいスタイルとして、セントラルキッチンのファミリーレストランや、ファストフードも登場しました。

米国で成功していた『ケンタッキー・フライド・チキン』は、大阪万博のアメリカ館に実験店舗として出店し、好調な売り上げを記録したことにより名古屋に1号店を出店。
さらに『マクドナルド』は万博から1年後の1971年7月20日に銀座三越(東京)1階にオープンするなど、万博の影響力がいかに高かったのかが分かりますね。

「プレーンヨーグルト」の広がりのきっかけは万博だった?!

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実は「プレーンヨーグルト」も、大阪万博に出展していたブルガリア館での出会いがきっかけなのだそう。

ブルガリア館で提供されていた本場のヨーグルトを、明治乳業 (現・明治、以下同様)の社員が持ち帰り、酸味の強い世界水準のプレーンヨーグルトに感動したことがきっかけ。翌年日本初のプレーンヨーグルトの商品化を実現。

食の欧米化や健康トレンドとともに、現在約4000億円まで市場は拡大しています。
既に自社の乳酸菌と開発技術をもっていた明治は、1971年に日本初の「明治プレーンヨーグルト」を商品化しましたが、当時主流だった甘みの付いたデザートヨーグルトに慣れていた消費者からは、「酸っぱくて腐っているのではないか!」 などとクレームが続いたのだそう。

しかし、「本場ブルガリアも認めたヨーグルト」であることを目指し諦めずに、当初よりブルガリアの国名を商品名として使いたいと直談判していたのだとか。

そしてブルガリアから明治の生産工場や乳酸菌研究所の視察を受け入れ、交流を続けていくと、日本の生乳の質の良さや明治の技術、工場設備や研究に関しても、当時はまだ社会主義国家であったブルガリアに比べてはるかに進歩していることに視察団が感銘を受け、その後商品に国名を入れる許可を得ることができたという誕生秘話が!

朝食・デザートから多様なヨーグルト料理を楽しむ時代

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1国1社にしか提供しないというブルガリア産の純粋種菌である「ブルガリア菌」と「サーモフィラス 菌」を使用した「明治ブルガリアヨーグルト」。
50年経った今でも現地から純粋種菌を空輸し続けているとのこと。

さらに、2024年10月には、乳酸菌・腸内細菌研究を通じた新しい価値創出と、さらなる関係強化に向け、明治とブルガリア国営企業LBブルガリカム社は、長期共同研究契約を締結しました。

現在日本でもヨーグルトを使用した様々な料理が提供されています。
そのままでももちろん美味しいですが、水切りにして食感を変えたり、チーズケーキに入れたりと無限の調理を楽しめます。
ぜひ様々なヨーグルトの可能性を試してみてはいかがでしょう。

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